2009年02月15日

G7会議における酒

中川昭一財務大臣は以前から酒好きで知られるが、
酒好きも時と場合によっては困ったことになる。

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まずこれがアメリカの大手ニュース局記者のブログである。

http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2009/02/asleep-at-the-w.html

Asleep at the Wheel: Japanese FM Nods Off During G7 Talks
(眠る舵取り役:日本の財務大臣がG7の会議中に居眠り)

(中略)

Granted, the jet lag from a 15-hour flight isn't easy to overcome, but when your nation's economy is predicted to contract by 2.5% this year, per the IMF, and its biggest automakers like Toyota and Nissan are slashing jobs by the tens of thousands, that should be enough to keep you awake.

(なるほど、15時間のフライトによる時差ボケを克服するのは簡単ではない。しかしIMFによれば、日本の経済は今年2.5%収縮すると予測されており、またトヨタ、日産といった最大の自動車メーカーが数万人規模のリストラを行っている。これらの事態は中川財務大臣を眠らせないのに十分であるはずだが・・・)

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この記事を書いた記者は、
中川大臣は時差ボケで居眠りしたのだろう、
と書いているけれども、その見方は誤りであると思う。


真相は下の映像を見れば明らかである。
G7の会議を終えた中川大臣の会見が見られる。

G7閉幕後に会見した中川財務・金融担当相、記者とのちぐはぐなやり取りも
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00149442.html

酒である。
おそらくG7の会議で飲みすぎたのであろう。

外交における会合の席で酒が振舞われることもあるのだと思うが、
大事な席だから、今後は酔ってしまわないように気をつけてもらいたいと思う。

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2009年02月14日

守るのは明日の自分だと

ひとつ前の文章と似たような理屈だが、
少数派、弱者を守るということは自分を守るということだ。

人はどこかには「弱者」の側面を持っているものだ。
また、仮に今は「勝ち組」でも、いつか自分も少数派、弱者になるかもしれない。


かつて猛威を振るった「自己責任論」が、
派遣村騒動のときには、
いまひとつ盛り上がらなかったのはなぜかと、
政治学者の山口二郎に聞いた。

山口答えて曰く。

この混迷の時代、あした派遣村で炊き出しを受けるのは自分かもしれない。

あるいは地位も貯蓄もあり自分自身は大丈夫そうな人も、
子供、そのまた子供となってくると、いったいどうであろうか?

みんな、そのことが分かってきたからだろうと。


そういうことなのかもしれない。

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反体制側の繰り言

少し前だが、社民党の支援者のお歴々とお酒を飲む機会があった。
そういう場所では「若い」というだけで可愛がられるので得だ。

途中で、こういう話になった。
要するに、法律の運用がよろしくないのではないか、と。

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例えば行政訴訟。
行政訴訟とは、行政の活動に関しての紛争にかかわる訴訟である。

要は、市民が行政を訴えるわけだが、

まず制度上、土俵に上がるのが大変だという。
だから、件数が少ない。
ドイツは日本の250倍から500倍、韓国や台湾でも30倍から50倍らしい。

また、公権力の側にひろい「裁量」が認められているため、
日本では訴えた側がほとんど勝つことができない。

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他に聞いた話としては、
どうも法律の運用がフェアではないのではないかということ。


とある青年が公衆トイレに落書きをして逮捕された。

いわく、「戦争反対」「反戦」「スペクタクル社会」。

その後、その青年はなんと驚くことに裁判で有罪となり、
執行猶予付きながら懲役刑が科せられることになった。

確かに落書きは犯罪といえば犯罪だ。器物損壊にあたる。


しかし考えてもらいたいのは、
そのトイレには他にも落書きがあったし、
日本中あらゆる場所で今も落書きは行われている。

私自身も、昔出来心で落書きはやったことがある。

しかし誰それが落書きで逮捕されたという話を聞いたことがあるだろうか。
私はない。

対象が貴重な建築物であったり、
大きな壁一面を塗りつぶすような大規模なものでもない限り、
いちいち捜査しないし、
見つけたらきつく注意するという程度で終わる。


ところがその青年は違ったわけで、
つまり、落書きの内容が反体制的だから、権力側の対応が変わっている。

他の落書きは逮捕も何もしないのに、
「反戦」と書いた奴は懲役、というのはいかにも不公平だ。

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こういうことがあっていいのだろうかと、
社民党支持者のおじさんは怒る。

いや本当にそうですね、と私もうなずく。


これが数年前であったら反体制側の繰り言ということになるが、
近いうちに、反体制側は反体制側ではなくなる。

知っての通り、社会民主党はほぼ確実に与党になる。
福島瑞穂が法務大臣のポストを握る可能性も、それなりにある。

おじさんも私も、晴れて「与党支持者」だ。


民主党ならびに社民党、国民新党にはこういった問題に取り組んでもらいたいものだ。

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反戦左翼の小僧なんぞ牢屋に入れてしまえばいい、
と考える向きもあるだろう。

それも、それだ。
しかしそれにはこう言い返すことが出来る。


俺たちはもうすぐ、権力側なんだぜ?

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政権交代ある時代だから、
昨日の体制側が、今日は反体制側に落ちたりする。


まさかやらないだろうとは思うが、
政権に都合が悪い人たち、保守の人たちを、
適当な罪を着せ捕まえることができる時代が来るかもしれない。

保守派による落書きやポスターに違法なものがあれば、
それを捜査して逮捕し、懲役刑を科せるかもしれない。

街頭で保守政党の宣伝をする人に、
警察官が近づいて、わざと転び、
「公務執行妨害」で逮捕することもできるかもしれない。

竹中平蔵のようなオピニオンリーダーには、
痴漢の罪かなにかを着せて失脚させることも可能だ。

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やはりそれは好ましくないであろうと、私は思う。

だから法律をフェアに運用するということは大切なのである。

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2009年02月12日

小泉

ごく凡庸な範囲の読みであり、申し訳ないが。

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鳩山総務相:「三位一体失敗も」 自治体に厳しい影響
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090213k0000m010056000c.html

 鳩山邦夫総務相は12日の衆院本会議で、小泉政権が進めた国と地方の税財政を見直す「三位一体の改革」について「急激にやりすぎた。失敗の部分がある。地方をここまで苦しめているのは、三位一体改革が必ずしも正しくない部分があったからと考える」と述べ、改革の副作用を認めた。担当閣僚の総務相がマイナス面に言及するのは異例で、麻生太郎首相の郵政民営化に関する発言に続き、現役閣僚が小泉政権の構造改革路線に異論を唱える形となった。

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「笑っちゃうくらいあきれた」=郵政見直し発言、首相を批判−自民・小泉氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009021200843

 自民党の小泉純一郎元首相は12日午後、党本部で開かれた有志議員による「郵政民営化を堅持し推進する集い」であいさつし、民営化をめぐる麻生太郎首相の一連の発言について「怒るというより、笑っちゃうくらいただただあきれている」と批判した。また、定額給付金の支給を裏付ける2008年度第2次補正予算の関連法案に触れ「(衆院の)3分の2を使って(再可決して)でも成立させないといけないとは思わない」と述べ、執行部に慎重な判断を求めた。

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鳩山邦夫は「かんぽの宿」疑惑という、
郵政民営化を推進した人たち(本来、自民党・公明党全員だが・・・)には、
はなはだ都合の悪い案件に取り組んでいる。麻生のお墨付きもあるらしい。

それが「三位一体改革」まで批判し始めた。

野党にとっては格好のエサである。
ただそれよりも、小泉改革に好意的な党内外の人々は黙っておるまい。

また、麻生の郵政民営化反対だった発言には、
もはや説明の必要もなかろう。

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自民党内に、対立の構図ができた。

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小泉は人を驚かせる。

「笑っちゃうくらいあきれた」という、
国民誰しもの気分に合致するような言葉で
麻生の郵政民営化反対発言を批判するだけでなく、
定額給付金批判にまで一気に踏み込んだあたりはさすがに非凡だ。

もし本当に小泉が動くとすればこれは重い。
小泉が本気になれば17名くらいは軽く集まるだろう。

17名が反麻生で腹を決めれば、3分の2を使った再可決は不可能になり、
定額給付金も通らない。麻生政権は木っ端微塵になる。

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本当にこういう内輪揉めが始まっているのだとすれば、
自民党の命運もいよいよ尽きたということになる。


ただ一方で、これはもしかすると見せ掛けだけの対立劇ではないか、
と、そう警戒するのが当然の用心深さというものであろう。

麻生氏の郵政見直し法案から何から、
全てが芝居だなどいうつもりはない。そうとは思われない。

が、全員が真心のセリフを喋っていると考えるには、
どうにも劇的でありすぎるようにも思われなくもない。


すぐに思いつく仮説としては、
反小泉改革派VS小泉改革派というアングルを作って、
そのどちらかを「悪役」に仕立て、もう一方を引き立たせ、
自民党そのものへの不信および、民主党を忘れさせるということ。

選挙が終わった後は仲直りするか、それとも「悪役」の方を捨てるか。

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シナリオ1。
小泉が新党を作って世論を席巻するのか。

シナリオ2。
あるいは誰か小泉派をポスト麻生にねじ込むか。

シナリオ3。
まったく逆に、麻生・鳩山が反小泉の死神と化し、
小泉・竹中を贖罪の山羊として葬り、自民党が生き延びるのか。


いずれにせよ無理がある。

常識的には、ただでさえ弱い今の自民党が、
戦力を分散させた状態ではましてや勝てない。

また、麻生の自民党にも、小泉改革にも、
今の日本ではたいへん批判が強いのは言うまでもない。


常識ではやはり自民党は無理だ。

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しかし思い返せば郵政選挙というのも、
当初はずいぶん無茶な選挙と言われたのだ。

それが蓋を開けてみればああだから、
野党の側としては一応気をつける必要はある。

また小泉劇場の時と同じダンスホールで、
国民が、マスコミが、あの時の二の舞を舞い踊らされることになれば、
悔やんでも悔やみきれない。

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まあ、しかし、一番可能性が高いのは、大山鳴動して小泉一匹という落ちだろうとは思う。
たぶん小泉も本人のメンツのために怒っているのだと思う。

後任の連中が、郵政選挙の議席に座りながら、郵政民営化を否定する。
小泉にしてみれば片腹痛しと言ったところだろう。

自分が選挙でとってやった議席に座るは、
どう考えても自分より馬鹿な総理大臣。

その馬鹿に自分のライフワークを否定されれば怒らない方がおかしい。

たぶん実際はそんなところだと思う。
しかし小泉と聞くと一応は裏読みし、警戒したくなるのは、
やはりあの時のトラウマが癒されていないからだろう。

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2009年02月10日

すみませんでした

早川政務官、辞任発言を撤回「任期果たす」とコメント
(読売新聞 - 02月10日 14:43)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090210-OYT1T00611.htm

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この早さは想定外でした。
一個前の日記が恥ずかしい。

これでは、パフォにもならないでしょう。

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「自民党隠し」の傾向と対策

自民党は完全に次の選挙でアウト、
となると組織はますますバラバラになってしまう。

「党」として勝てないから、誰もが「個人」として生き残ることを考える。
誰も、「党のため」という行動原理で動いていない。

もはや「自民党」は組織としての体をなしていないといっていいが、
「自民党議員」個々人はしたたかである。

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■早川法務政務官「予算成立したら辞任する」ブログで意向示す
(読売新聞 - 02月10日 11:16)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090210-OYT1T00373.htm

 早川忠孝法務政務官(自民党町村派、衆院当選2回、埼玉4区)は9日付のブログに「(2009年度)予算が成立して責任を果たしたら、政務官を辞任させていただくつもりだ」と記し、予算成立後に辞任する考えを示した。

 「政界再編のために、新党の設立も視野に入れて、それぞれ自立の道を歩まなければならない」としている。衆院選が近づく中、選挙活動に専念するのが目的と見られる。

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早川忠孝って誰?と思う人がほとんどだろう。
この人は当選2回の若手で、次の選挙では敗北がほぼ確実である。

はっきり言うと、
政界再編とか新党設立といった話を、自ら起こす力はまったくない。

よしんば新党ができたとしても、
何の力もない名目だけのものになるだろう。


これは記事にあるとおり、政務官として麻生内閣のために働くよりも、
自分の選挙活動をやりたいという事情がありそうだ。

もうひとつは、多分にパフォーマンスの側面もあるのだろう。

現在の世論調査の状況を見れば、
おそらく自民党所属であることを隠したほうが票が伸びるのである。


早川氏にしても、私は自民党であって自民党ではないんだ、
麻生とは違うんです、とアピールしたい一心の行動であろう。

普通であれば、変節漢呼ばわりされてもおかしくない。
ただ、麻生氏が郵政民営化を否定したことで、
自民党を裏切ることに関する、道義上の問題は消えたといっていい。

党執行部のリーダーシップもないからやりたい放題だ。
たとえ国会で造反しても口で叱られるだけという前例ができてしまっている。

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もっとも、本当に自民党を抜けてしまえば未来はない。

比例復活が不可能になってしまうし、
自民党から刺客が送られてきて保守分裂となり、
民主党候補に敗北することが目に見えている。

だからほとんどの人は、
素振りだけ、反自民党的な行動をとるに留まるのだろう。


渡辺喜美氏は自民党だろうが何党だろうが
選挙には必ず勝てる地盤のある人だから、あれは例外だ。

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ちなみにいま話題の中川秀直氏は、
自民党にいてすら次の選挙、安泰ではない。

彼が自民党を抜けた瞬間が、政治人生のピリオドとなるだろう。

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まあ、いずれにせよ誰もが、自民党を出ない程度に、
反自民党のそぶりを見せるという必要がある。

早川氏だけでなく、各人が努力している。

国会で造反してみる人たち。
反麻生的発言をやってみる人たち。
党とは別に、自分で考えてみた政策を喋ってみる人たち。
麻生氏とのツーショットポスターを張るのを忌避する人たち。
ポスターの「自民党」の文字を小さくする人たち。
なんとなく、勉強会を結成してみる人たち。

馬鹿にするのは簡単だが、あまり侮ってはいけないと思う。

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そもそも自民党議員は、党の調子が悪ければ
「自分党議員」に変貌して粘り腰を見せてきた歴史がある。

「自民党はけしからんが、うちのセンセイは違うからね」という話だ。


「党」の支持という点では、民主党は自民党を完全に圧倒している。
しかし選挙区では、「個人」の人気というのも重要になってくる。

「人」が好感を持たれていなければいけない。

だから小沢一郎の言うとおり、
いくら党が優勢でも、せっせと選挙区を回って顔を売ることを、
絶対に怠ってはいけないのである。

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これきりにしようと今は思う

よほどのことがないかぎり、
麻生氏個人を取り上げるのはできればこれきりにしたい。

麻生氏については、もはや国民の評価も定まったことだろうから。

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経済「傷浅い」「大変じゃない」 首相、目立つ楽観論
http://www.asahi.com/politics/update/0209/TKY200902090101.html

みぞうゆうの経済危機だから選挙してる場合じゃないと、
そう言っていたじゃないか、と言いたい。

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先だって取り上げた郵政ブレの問題では、
「郵政民営化担当大臣ではなかった。忘れないでください」との発言があった。

しかし、自民党総裁選挙では、
「私は郵政民営化を担当した大臣ですからね、忘れないでください」
と発言していたということがわかった。

どちらを忘れていいのかはよく分からないが、
いずれにせよ、もはや、麻生氏は政治家としてどころか、
社会人としてもアウトだという領域に入っている。

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繰り返して麻生氏を擁護させていただくが、
彼は、以前はこのようではなかった。

やはりストレスか何かで、体調を崩しているのだろうと思う。


自民党のためにも、国民のためにも、麻生氏自身のためにも、
自民党議員は、麻生氏に退陣を求めるべきではなかろうか。

麻生退陣が成ればすぐさま選挙と言うことになってしまうが、
傷を広げ続けるよりはよほどマシだと思うし、
トップを替えたほうが、少しは自民党の議席も増えるだろう。

野党やマスコミは「また政権投げ出し」と叩くだろうが、
本当に体調の問題があるのであれば、それが言い訳になる。


これ以上麻生氏が首相の職にあっては、
自民党も国民も、損をするばかりである。

麻生氏の名誉も、損なわれ続ける。

どこまでも議席が増える、民主党だけが笑う。

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原子力発電について

私の人脈としては圧倒的に原子力発電反対派が多い。
私自身も、まあ、反対に近い。


安全だ安全だというけれど、
国民年金の記録が消えるなんてこと、
日航のジャンボジェットが落ちるなんてことは、ないはずだった。

人間のすること、言うことに絶対はない。

ひとたび大事故が起これば、
人名は犠牲となり、世代を越え多くの者の健康を害し、
狭い我が国は国土の多くを毀損する。


『まぐれ』というビジネス書にならって言うならば、
1000回のうち999回は1万円儲かり、
1000回のうち1回は1億円損をするギャンブルは儲かる可能性は高いが、
それでもそれに賭けるのはいい考えではない。

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とはいえ、明確に原子力発電反対の立場をとる政党は社会民主党のみ。

現実的には今のところわが国では、
原子力発電を撤廃するという流れにはなりそうにない。

まあ、しょうがないと思う。

しょうがないと思うけれども、しかし・・・
という話が今日の日記。

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わが国が原子力発電をやめようとしないことについて、
不満を漏らす私の仲間たち。

そんなとき私はいつもこのように言って、怒られている。

「まあ、そのうちどこかで大事故が起こるだろうから、そうなったらあんたらが勝つよ」

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というのは冗談ではなくて、
100歩、いや10000歩譲ってわが国の原発が仮に安全だとしても、
世界中のあらゆる国が原子力発電に走っているいま。

そのうち、どこかの国で大事故が起こるだろうという考えは、
別段とっぴなものとはいえまい。

言うまでも無くそのようなことが起こって欲しくもないが・・・

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いつそうなるか分からないが、いつか、そうなる。
その時、ジャーナリズムは、草の根の世論は、喧伝するだろう。

その大事故の悲惨さ、環境に及ぼす影響、悲劇が繰り返す危険性。
写真で、動画で、文章で。

政治家が、東京電力の担当者が、学者が、
「あの国とは安全対策のレベルが違うからわが国は安全だ」と、
いくら申し述べたところで、インパクトは弱い。

真実と誇張やデマが入り混じりながら、
総体としては、必ず、世論を反原発に傾かせることだろう。

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原発というのは典型的な「迷惑物件」である。

国策としてそれを設置しようと思えば、
設置する地域の住民、自治体との折衝が必要となる。

言葉による説得や、補助金による懐柔、あらゆることが必要になる。


ひとたび大事故を見た後の地域住民は、容易には納得しない。
説得にかけるコストが、高くつくようになる。
割に合わないほど、高くなるのではないか、と思う。

また、その時、「地方分権」の流れが進んでいればいるほど、厳しくなるだろう。

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すぐ原発をやめろといっても難しいのは分かる。

しかし、世論は移ろう。

私が述べたことはいつかやってくる危機として
見なければいけないのではないかと思う。

その備えはあるのか。

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2009年02月09日

テロよりはデモだろ

国を憂う。

最初は麻生はバカだなあとゲラゲラ笑っていたが、
最近はもう笑えない。

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私はときおり民主党の議員の事務所にお邪魔させて頂く機会があったが、
そこの雰囲気も最近は明るくない。

民主党は支持層として中小企業を抱えているわけで、
景気対策をやってくれないと潰れてしまうという陳情が多い。

やらないといけないのは分かっているけれど、
ああ、野党であることの悲しさよ。
こればかりは与党が動いてくれないと、どうにもならない。

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On the other hand、企業も企業でどうかと思うところはある。

経営が好調ではないのは分かるけれど、
苦渋の選択であったであろうことも分かるけれども。

たとえばキャノンやソニーのような会社が、
派遣社員の首を切ったり、リストラをしたりする。

この不況の世の中である。
特に派遣社員など、リストラされればホームレスになりうる。

黒字が出ていたり内部留保がある場合、
どうにか雇用を維持してもらえないか、とは思うのである。

企業は利潤追求が第一というのはそうだとは思うが、
雇用を生むことによって社会に貢献するという使命もあろう。

そして決してそれが損であるばかりとは限らないと思うのである。

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内定取り消しの学生は実に気の毒というほかはない。
自己責任というには酷であると思う。

少なくとも私には、この、世界経済の展開は読めなかった。

大学4年生が、たとえば昨年末から
いきなり就活を始めても厳しかったであろうと思う。

1年留年すればいいようなものだが、
余分にお金をかけ履歴書を汚し悪い景気の中で就活。

卒業すれば新卒ではなくなり、
意味不明の新卒至上主義の壁にぶち当たる。

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生活保護を、本来受けられるレベルの貧しさの人でも、
市役所に行ったら何かと理由をつけて断られるケースが多い。

できるだけ生活保護を増やさないようにという、「水際作戦」である。

本来生活保護を受けるべき人が受けていないケースが、
じつに600万〜850万人あるという。

思いつきの定額給付金を2兆円バラまくのであれば、
食うや食わずの人々の暮らしを少しでも繋いであげた方が
マシだと思うのは私だけであろうか。

そういうギリギリの人はお金を必ず消費に回すから、景気対策にもなる。

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いずれにせよ、相当危ない要素があるような気がする。

リストラにあったワーキングプア。
生活保護を断られた人。

こういう人はもう後がないし、
大企業の人事担当や市役所の窓口職員とは全く覚悟が違う。

破れかぶれになって、殺人事件が発生しないとは限らない。

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たとえば秋葉原の連続殺人事件や、元厚生労働次官殺人事件。
こういった暴挙に対して、一部、ごく一部に同情や共感の声があった。
非難する声も、私が思うほど、大きくはなかった。
しかし殺人は殺人である。許されない。


その一方で、大企業や政府に対して抗議するデモや集会がある。
今もってやり方を模索している途中だが、
なかなか海外のそれらほどには、共感を広げられないでいる。


いわゆる社会に対して抗議するような曲も歌われない。

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なんの裏づけもない印象論だが、
仮に、日本人は「怒らず我慢してある日いきなりナイフを持つ」
傾向があるのだとすれば、よくないことである。


暴力ではなく、平和的手段で意見を表明すること。
その文化を何とか根付かせないといけない。

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テロよりはデモだろうと思うのだが。

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2009年02月08日

建設的

私が二大政党制に反対している理由はいろいろあるが、
そのうちのひとつに、二大政党制は選択肢が狭いということがある。

具体的に言えば二個である。自民党と、民主党。

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しかし現実には、いまは二大政党制に近づきつつある。

二大政党制という前提のもとに立って、
すこしでも建設的に、いい政府を作る、という観点からすれば、
「自民もダメ民主もダメ」ということはあまり言うべきではない。

仮にそれを言うならば、二大政党制に反対すべきだと思う。
だって二大政党制なら、自民と民主しかないんだから。

二大政党制ということを前提にするならば、
必ずどちらかを選ぶ、ということしか選択肢はないのである。
「どちらかマシな方を選ぶのが条件だ」ということを頭に入れておかないと、
どうしたって建設的な議論にならない。

自民も民主もけしからんと言い募るだけでは、
結局、白馬の王子様を待ち望むような話になる。



そして、「自民はバラバラ、民主はバラバラ」という批判も、禁忌となる。
日本をわずか2つのチームに分けてバラバラでない政党ができることはない。
これは前に書いた。


また、小選挙区制という制度の下では、
「自民でも民主でもない第三極」というのはなかなか作ることができない。

社会党という大政党の流れを汲む社民党、
郵政という大テーマで自民で意見が真っ二つに割れた結果できた国民新党、
それらですらあの程度の規模。

橋本大二郎も、渡辺喜美も、平沼赳夫も、新党は作れなかった。
まして中川秀直や前原誠司では無理である。

二大政党制は「第三極」の存在を許さない。

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どうだろうか。
二大政党制、みんな望んでいるのだろうか。


私は、日本の国民が、
二大政党制がいいのか、多党制がいいのか、
実はあまりよく考えていないのではないかと思う。


「民主はバラバラ」とか「自民も民主もダメ」とか、
「蟹工船ブーム」とか「自民でも民主でもない第三極」とか、

そういった「非二大政党制的言説」が幅を利かせるあたり、
日本人はまだまだ完全には舵を切っていないのではないかと思う。

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今の政治というのはとにかく自民党の支配が長すぎたし、
自民党が中心となりすぎている。

その文脈の中では、
「自民党支配を守るチームVS自民党支配を倒すチーム」
という構図になるのもしょうがないだろうという気がする。


さてその自民党というモンスターが倒れたら、どうなるだろうか?

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仮に「とにかく自民を倒すために寄せ集めでもいいからやろうぜ」
というのが民主党の、そして二大政党制の歴史的意義だったとすれば、

ある意味では自民を潰したら、用済みということでもある。


これから、民主党政権にしばらくは仕事をやってもらうことになるのだろうが、
さてその後は、どうするのか。

本当に自民と民主の二大政党制で行くのか、どうか。
日本人はよく考えてみるべきだと思う。

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ちなみに二大政党制で行くとすれば、自民党を、待たなければいけない。

自民党の復活には割と時間がかかる。というか、かける必要がある。
もしかしたら10年、それ以上のスパンの計画になるかもしれない。

私は真剣に自民党の再建計画を考えてみたりもしているが、
時間をかけてじっくりとやらなければいけない。
楽をしてはいけないと思う。
このこともそのうち日記に書きたい。

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私は多党制を支持しているが、
多党制と二大政党制は完全に一長一短であって、
必ずしもどちらがいいということはない。

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