2009年02月08日

深夜に考える政治

私が反対する政策の一つに「投票の義務化」がある。

さして強い意見を持っていない人よりも、
強固な信念を持っている人の意見のほうを優先すべきだと思うからである。

----

この例えで伝わるのかなあ。


7人でランチを食べに行くときに、
2人が強硬にカレーを主張し、残りの5人は「まあ、なんでもいい」と言った。

私は、それならば、みんなでカレーを食べに行けばいいと思う。

残りの5人に無理に意見を言わせる必要はないと思うのである。


残りの5人に無理やり意見を聞いて、
3人が「まあ、中華かもなあ。。。」、
2人が「うーん、うどんかな?」と言って、
中華に行くことになったとして、

大して誰も喜ばないし、カレー派は大いに不満である。


カレー屋に行ったら2人は大いに喜ぶし、
残りの5人も別にそれで納得する。
ならカレーでいいと思う。


集団的意思決定にあたっては、
「選好の強度」みたいなものを考慮してもいい。

----

組織票が強くなってしまうという意見もあると思うが、
それでいいのである。

政治に対してやる気があって、一生懸命組織をつくり、
熱心に投票に行く人たちは、有利になってもいい。


それが嫌だというならば、
自分たちも対抗して投票に行ったり、政治活動をすればいいと思う。

そこまでする気にならないほど、
政治に対して関心がない、不満がないということであれば、
それで何も問題はないのである。


一生懸命な人たちにプレミアムを。
たとえば政治に対して創価学会員はがんばっているから、
議席という形でそれ相応の報酬を得ることができてしかるべきだと思う。

創価学会に政治が振り回されるのが嫌だ?
なら、選挙に行けばいいのである。

行かないということはそれほど困ってないんでしょう、いいじゃないですか。
私はそういう風に考える。

----

2人のカレー主義者に付き合わされてカレーばかり食べるのが嫌になったら、
残りの5人が自発的にラーメンか何かに意見を集約し、それを主張すればいい。

別に相変わらずカレーでよければカレー主義者に付き合ってもいい。

それはその5人が勝手にやればいい話であって、
他人から「何か意見を言え」などと強制されなくてもいい。

----

ちなみに、私は公明党という政党は、
存在は認めるが支持はしていないというスタンスである。

「福祉の平和の党」という点で好感を持った時期もあったが、
小泉政権にベッタリの姿勢を見て己の不明を恥じた。

イラク派兵にいち早く賛成、社会保障カットにも何も言わずでは、
もはやどうしようもないと思う。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。


posted by socialist at 02:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月07日

それでは権力は取れない

少し前の話になるが、
自民党の坂本哲志総務政務官が「年越し派遣村」について、
「本当にまじめに働こうとしている人たちか」と述べた。
また、「学生紛争の時の戦術、戦略が垣間見えるような気がした」と続けた。


こういうことを言っていては権力は取れない。

まず、言ったことを後から引っ込めるぐらいなら言わなければよかった。

----

批判が集まるやすぐ撤回し、その後は沈黙したという流れだから、
これは本音がポロッと出てしまったということだろう。

「本当に働こうとしている人か」という部分の発言については、
いくつも議論、評論があったことと思う。


しかし派遣村は年末年始だけの緊急措置で、すぐ撤収してしまうものだし、
働かずにラクをしようと思ってあんなテント暮らしをするのは割に合わないと思う。
だいたい、じゃあ派遣村がなくて、失業者が年末年始に
行くところがなく死んだり、自暴自棄になって何かしたら、
坂本政務官、あんた責任取る?と言いたくなるものである。


が、今日やりたいのはその部分でワーワー論じ合うことではない。

「学生紛争の時の戦術、戦略が垣間見えるような気がした」という部分である。

私はむしろこの部分が、
いまの自民党公明党の、絶望的なところを表していると思う。

麻生太郎の家を見学しようとするフリーター一同を不当に逮捕した件
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20081028/1225035075
も含め、「貧困者の行動」を見る際のフレームワークが古すぎる。

「学生紛争」という古色蒼然たる言葉にまず吹き出してしまう。
麻生邸ツアーにしてもかつての左翼過激派かなにかに見えたのであろう。



ソ連が崩壊し、ベルリンの壁が崩れ、中国は改革開放への道を歩み、
西側にとって社会主義の脅威は過去のものになった。
社会主義の脅威が過去のものになったことすら過去のものになったといえる。

その現代に、「学生紛争」とは笑うしかない。

坂本政務官には、あの派遣村の労働者が、
衣食住ではなくて体制変革を求めているように見えたらしい。
政権を脅かす「敵」に見えたらしい。


厚生労働省の講堂を空けて労働者に提供するというのは
菅直人の発案で、菅が舛添大臣に電話して実現した話である。

その目的は、厚生労働省を占拠して体制転覆することではない。
現代にそんなイデオロギーもなければ、
力をもてあましたかつての学生と違い、腹の減った労働者にそんな元気もない。

寝る場所が欲しかったからである。

その証拠に、次の居場所があれば、いや、なくても、
期日が来ればおとなしく派遣村を退去し、厚労省も退去した。
学生運動のように体制を脅かすこともなかったし、
そんなことをしようと思うはずがなかった。それよりも、生活なのだ。


ただ衣食住と職を求めるふつうの失業者が
「敵」に見えてしまっているようでは非常にまずいし、
ものを見る目が時代錯誤で、いまだに冷戦期を引きずっている。

今は、イデオロギーによる闘争華やかなりしころとは違う。

人々にとってイデオロギー云々よりも目先の生活が大事という状況。
それがまさに今である。自民党にはそれがわからない。

わからないから「美しい国へ」は「国民の生活が第一」に敗北したのだが、
まだその反省が活きてきていない。

----

派遣村の主催者の湯浅誠は特別の党派には肩入れしない人間で、
たとえば共産主義者ではない。
まあ、小泉竹中路線には反対せざるを得ないが、
政権とも柔軟に交渉して妥協や調整ができるマキャベリストである。

ただ、派遣村に出入りした人間や運営者の一部に、
いわゆる「左翼」がいたのは事実である。

保守の側からは、そこをつかまえて非難する論調もある。

非難することの正しさについてはとやかくいわないが、
しかし戦略的思考というか、権力闘争に勝つための思考が絶望的に欠けている。


現実として失業者は多く発生しており、失業の不安を抱える人も多い。
そういう状況にあって失業者には同情の目が、
政権の雇用政策には批判の目が向けられている。


であれば、失業対策をして、失業者を手助けするのが、
いま支持率を上げ、権力闘争に勝つ一番の戦略である。


その点、失業者対策で、政府がまったく、本当にまったく何もできず、
民間のNPOに先を越されたのは情けない。

その点野党も同様だが、野党はいち早く視察に行ったり、
何らかかのレスポンスをした。

自民党公明党のそれは、決定的に後手に回った。


保守の側が言う。「左翼」が失業者に付け込んで勢力拡大を狙っていると。

しかし政治の世界に生きるものの考えが、これではいけないと思う。

では右翼もテント張って炊き出しやればよかったのである。


いま失業者を手助けすることはたしかに票になるのである。
つまり、「失業者に付け込んで勢力拡大」が、できる。

言葉は非常に悪いが、
いま商売に例えれば失業者は、願ってもない「顧客」である。

その「顧客」をとった商売人がたとえば共産党であり、
共産党はそれにつけこんで勢力を拡大する権利がある。


保守思想というのは本来、弱者を守る思想である。

保守や政権の側が、「顧客」を取れなかった反省をするどころか、
自分たちも今後機会があれば「派遣村」的な企画をするという発想すら、
まったくないところが、本当にまずいところである。

派遣村は左翼がやった企画だと言いふらして勝った気になっているが、
それは左翼が立派さを広める利敵行為である。

自分たちが同じことをやらなければいけないのである。


けっきょく、失業者を、というか、生活に悩む市民を、
「敵」ではなくて、良く遇すれば票を入れてくれる「顧客」と見るようにならなければ、
その政党、政権は、権力闘争で必ず負けることになる。

----

失業者を手厚く処遇すること、たとえば派遣村のような取り組みは、
間違いだ、と考えるならそれはそれでもいい。

失業者や多くの世論からの反発は避けられないだろう。

それでも信念を貫き通し、失業者をいったんは敵に回しても、
世論を説得し、意見を通して勝つというのならそれでもいい。

実際、派遣村などに対する疑問の声がないわけでは決してなかった。

しかしそこまでして、勝つのには並々ならぬ信念と説得能力、覚悟が必要だ。

ただ、少なくとも、坂本政務官にはその覚悟はなかったらしい。

そういう体たらくでは権力は取れない。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 02:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

政界再編考

政治家と言ってもいろいろなタイプがあるが、

私が「総合力」をもっとも高く評価する政治家は、
菅直人、辻元清美、小沢一郎。

今回は、そのうちの1人について熱く語ろう。

----

先述の、バラバラ云々という話とも関係するかもしれないが。

自民党が負けそうになってきたら、
いきなり「政界再編が必要だ」とか、そのような議論が出てくる。

寝言は寝て言え、と言いたい。


小泉フィーバーの折、郵政選挙の折、そういった議論はなかった。


いまの政界再編論というのは、完全に、
「わが自民党が負けそうだから、いっちょシャッフルして、なんとか勝ち組のほうの陣営にもぐりこみたい」
という下心の産物である。

それを、自民党びいきのコメンテーターがヨイショをしている。

こういう議論を許してはならない。

----

そもそも、なぜ、民主主義はよくて独裁は駄目なのか。

民主主義のもとでは、政治家に対して、
国民が「NO」と判断したら、政治家たちは権力を失う。
だから、それを避けるために、
政治家は一生懸命国民のためになるような政策を行うのである。

独裁ではそういうメカニズムがないから、権力者のやりたい放題になる。

それが民主主義と独裁の違いである。


国民の支持を失った自民党。
自民党議員はその罰として、野党暮らしに甘んじるべきではないか?

なんとか勝ち組陣営にもぐりこもうという発想はさもしい。

----

「中選挙区制に戻そう」とか、
「参議院をなくして一院制にしよう」という議論も噴出してきている。

負けそうになったら、自分に有利なルールに変えようとする。
さもしい話だ。

こういうことを画策するのは、
自民党の中でもごく一部である、と信じたいが。

実際のところ無駄な話である。

わざわざ自民党を助けてあげるための議論に乗る人は、
自民党以外にはいない。

だから実行されない。

----

社民党や共産党は一貫して比例代表制を主張している。
一貫している点で自民党とは違うのだが、
しかしこれも今のところ採用されそうな雰囲気はない。

----

政界再編論、政治改革論というのは、
「それをやると自分が不利になると思われる人」が言い出さないと、
誰も乗ってこない。

議論の説得力という点でも、損得の打算という点でも。

----

かつての小沢一郎はそれにあてはまる。
だから、小沢一郎はエラいのである。

私利私欲ではなく理念のために行動し、しかもその信念がブレない。
こういう人間でないと、本当に政治を変えることはできない。

----

かつて、小沢一郎は、今よりもっともっと強かったころの自民党で、
まさに、権力のど真ん中にいた。

彼がその気になれば、総理大臣になることすら簡単だった。


しかし、彼は現状の政治の枠組みに満足していなかった。


小沢の、40年近く変わらない理念。
それは「政権交代のできる二大政党制」である。

その当時の中選挙区制という制度の下では、
自民党がゆうゆう過半数をとれ、社会党も楽して一定の議席を取れる。


これでは、政権交代が起こらない。実際、起こらなかった。

自民党はそれでいいが、国にとって、それでいいのか?


そう考えた小沢は小選挙区制の導入をもくろむ。

中選挙区は1つの選挙区あたり3〜5人選ばれるが、
小選挙区制のもとでは、1つの選挙区あたり1人しか選ばれない。


中選挙区なら、自民が調子の悪い時もある程度当選する。
小選挙区制のもとでは、負けたらその選挙区からはゼロ。
たくさんの選挙区で負ければ、悲惨なことになる。

勝つときは勝つが、負けるときは、負ける。政権交代が起こる。


こういう、自民党に都合の悪いことを、わざわざ発案したのが小沢。
それが受け入れられずに、小沢は自民党を出て行った。

やがて小選挙区制は(比例区もあるけど)実現するのだが、
小沢は野党暮らしになった。


自由党という小さな政党のトップになったこともあった。
小さな政党にとって、小選挙区制はたいへん都合が悪い。
そこで小沢は意見を変えたのか?変えなかった。

自分の都合を考えるなら中選挙区制や比例代表制にすべきだった。
小沢一郎は、理念のためにやせがまんした。


小沢はやがて民主党に入った。

その後数年して、代表になった。
小選挙区制の持論を変えないまま、とうとうここまでやってきた。

その間に、選挙制度も変わったし、政党の枠組みも変わった。
小沢が起こした変化であると言っても過言ではない。


1993年に自民党を出て行ってから、ごく一部の期間を除いて野党。
15年の冷や飯食い。

このぐらいの覚悟があってこそ、政治も動く。

----

国のためにこういう枠組みを作らなくてはいけないんだ。
自分は野党になってもいいんだ、10年不遇でもいいんだ。

いま政界再編論や選挙制度改変を唱える人々からは、
そういった気迫は感じられない。


自民党が生存するため、あるいは自分が与党に残るため。

仮にそういう目的のための議論であるとすれば、
小沢がやってきたこととはスケールが違いすぎると思う。

----

誤解のなきように書いておくが、私は小選挙区制自体は支持していない。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 12:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バラバラ考

「民主党はバラバラ」だと煽りたてる
マスメディアにはつねづね腹が立っていた。

そういう奴らは、民主党において意見が統一されたときには、
同じ口で「民主党は小沢の独裁だ」と言う。

民主党を叩くためなら何でも言いやがる、と憤慨した。


ただ、最近、「民主党はバラバラ」論はあまり聞かなくなった。

自民党が民主党以上にバラバラであることが露呈したからだろう。

----

ところで、政党がバラバラであることはいけないことなのか。
この点について深く考えている人は少ないと思う。

ちょっと考えてみてほしい。

マスメディアは、「自民か、民主か」という報道の仕方をする。


私は社民党も、国民新党も、共産党も、それぞれに好きだから、
そういう報道はやめてほしいのだが。


しかし、まあ、現実としては、いまもっとも有力な政党は、
自民党と、民主党だ。
そういう意味では、日本は、二大政党制に近い。


二大政党制というのは、国民を2つのチームに分けるということ。
わずか2つだ。

1億人をわずか2つに分けて、それでバラバラでない政党ができるか?
できるわけがない。

議員が300人以上もいるような巨大政党で、みんなの意見が一つになるだろうか?
ある程度はまとまっても、完全に一つになるなんてことはありえない。



二大政党制というのは、政党の中がある程度バラバラであることを
許容しないと成り立たないシステムである。

たとえばアメリカ。
同じ民主党でも、オバマとヒラリーの言うことはかなり違いがあったのではないか。



バラバラな政党を政権につけるのがいやなら、
二大政党では駄目だし、自民や民主のような大政党の存在を許すべきではない。

比例代表制にして、バラバラでない小さな政党が、
たくさん出現して競い合うようにすべきなのである。


二大政党制か、多党制か。
これは完全に一長一短であって、どちらがいいとはいえない。

私の好みとしては多党制だが、もう、好みの問題になると思う。

----

ただ、政党がバラバラであることを嫌うならば、
まっさきに二大政党制を批判すべきだと思う。

そこまで踏み込んだ議論を誰もしないことに疑問を感じる。

----

二大政党制のもとでの政党というのは、
最小限の理念は共有するとしても、
ゆるやかな連帯にとどまるのが当たり前だろう。


いま日本の民主党に関していえば、

・政権交代が必要だ
・官僚支配をやめよう
・市場原理主義との決別

こういった、国民にとっての重要関心事について一致している。


それで十分ではないだろうか。


もっと、これ以上、一枚岩になるべきだろうか。

そうなってくれば、共産党のような、
党の本部の方針にみんなが従う、
議員個々人の意見があまり反映されない政党になる。

必ずしもそれが悪いとはいわないが、それは小政党でしかありえない。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

麻生太郎はブレるという点において一貫している

http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2005_seisaku/120yakusoku/img/zu.jpg

こういうのは詐欺罪でつかまらないのか、と常々思う。
これを掲げた党が選挙に大勝してしまうのだから、
あのころの日本は一種の狂乱状態だった。


その後の自由民主党の中から、
郵政民営化を否定するような動きが出てくるから、もう笑ってしまう。

話が違うじゃないかとも言いたくなるし、
じゃあその議席を返せとも言いたくなる。

----

さすがにびっくりしたのは、これ。


郵政4社体制で再び迷走=見直し言及、直後に修正−麻生首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020500951

 麻生太郎首相は5日の衆院予算委員会で、2007年の民営化に伴い4分社化された日本郵政グループの経営形態について、4社体制の見直しが必要との考えを示し、その後、発言を事実上取り消した。郵政民営化見直しをめぐる迷走に、野党ばかりか自民党内からも批判が出そうだ。
 首相は同日午後の衆院予算委で、4社体制の是非に関する民主党の筒井信隆氏の質問に対し「4つに分断した形が本当に効率としていいのか。もう一回見直すべき時にきているのではないか」と答弁。採算性やサービス向上の観点から見直しが必要との考えを示した。
 しかし、首相は同日夜、首相官邸で記者団に「(政府の)郵政民営化委員会の答えを受け取るのがわたしの立場だ。(見直し)内容について、わたしがこうしろああしろと言う立場にはない」と釈明、予算委での発言を修正した。 

----

麻生首相「郵政民営化に反対だった」
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20090205/20090205-00000054-nnn-pol.html

 麻生首相は5日の衆議院予算委員会で、小泉内閣当時、郵政民営化には反対だったと明言した上で、今の郵政民営化の形を見直すべきところに来ていると述べた。

 民主党・筒井信隆議員「麻生首相に確認したいんですが、(施政方針演説は)小泉、竹中路線との決別を宣言?」

 麻生首相「ひずみに対応するためには、改革をさらに進化させる必要があると。市場経済原理主義との決別ならその通りです」

 筒井議員「(郵政)分割民営化は見直すと」

 麻生首相「小泉首相の下で賛成ではなかったんで、私の場合は。たった一つだけ言わせてください。みんな勘違いしているが(総務相だったが)郵政民営化担当相ではなかったんです」

 現在の与党の議席は「郵政民営化は改革の本丸だ」と訴えて圧勝した4年前の総選挙の結果で、麻生首相の発言は自分が寄って立つ議席の根拠を否定するものとして今後も波紋を広げそうだ。

 自民党では、郵政民営化見直しの風潮は強いが、小泉改革路線を支持している議員は少なくない。その路線の違いが党内の亀裂にも直結していて、最大派閥の町村派は5日、小泉改革を支持し、反麻生の代表格である中川元幹事長が派閥のトップから事実上降格され、麻生首相を支持する町村前官房長官が会長になることが決まった。感情的なしこりが残るのは必至となった。

 定額給付金や消費税問題での自民党の内紛はいったん収まっているが、このままの支持率で総選挙が近づけば、亀裂が大きなひび割れに発展する可能性もある。

----

麻生総理大臣は、郵政民営化については反対だったとも明言した。
その思いは本当なのだろう。

また、確かに、郵政民営化で国民生活がよくなったとも思われない。


しかし麻生さんは結局郵政民営化に賛成の立場で閣議決定に加わった。
また郵政民営化を掲げて選挙を戦った。
郵政民営化は間違っていなかったという発言もした。


もし過去のあやまちを正すというのならば、
それらの過去を総括しなければいけない。


郵政民営化にイエスかノーか、の一点張りで選挙をやって、勝った。
その結果がいまある衆議院の自民党多数の議席である。

後から郵政民営化に関してブレたら、
いったい何をもってして、政権が存立する「正統性」というのは担保されるのか?

郵政民営化を否定するのなら、相応の覚悟をもってやってくれなければ困る。


「郵政民営化にイエス」で得た議席を持ち続けられる根拠はないだろう。

また郵政民営化に賛成の「カイカク派」議員、
そして未だに小泉を支持している人々。
そういう人たちとの決別にまで踏み切る覚悟も必要だろう。


「過ちを改めるに憚ることなかれ」というが、
その場合には責任もついてくることは忘れてはならない。

----

そういう覚悟はなかったらしく、
いったん郵政民営化を否定し、4分社化にノーの旨を発言した後、
結局「自分はこうしろああしろと言う立場にはない」と逃げてしまった。

なんともはや。

----

朝日新聞、テレビ朝日は論調として小泉・竹中の「カイカク」路線と
親和性が高く、自民党政権を擁護するような動きをすることも多い。

だから私はどうにも朝日をリベラル系メディアと認めがたいところがある。

昨今、自民の機能不全を「政治の機能不全」とのたまい、
自民が悪いときには「自民も民主もどっちもどっち」とまぜっかえし、
野党の支持者を激怒させてきたのは「報道ステーション」。

その報道ステーションですら、
今日は麻生政権に対して厳しい批判をした。


ブレなければ、いかようにでも擁護しようと思えばできる。
ブレたら、どういう立場の人間からも批判されてしまう。
そういうことである。

----

小泉竹中路線を否定したら党が四分五裂になる危険性が高い。
小泉竹中路線を肯定したら生活に苦しむ国民からの批判は免れない。

自民党が苦しいのはわかる。

しかしそれを日本語では「自業自得」というのである。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 23:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「漢字の読めない麻生」というが

漢字が読めない総理大臣、困ったものだ。

そう思ってきたが、ちょっと違うような気がしてきた。

----

首相、ダボスでも誤読 「見地」を「かんか」
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009013101000631.html

 【ダボス(スイス東部)31日共同】麻生太郎首相は31日昼(日本時間同日夜)、世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」の特別講演で、原稿を読み上げる際に「決然」を「けんぜん」、「見地」を「かんか」、「基盤」を「きはん」とそれぞれ読み間違えた。

 首相は昨年来、参院本会議で「踏襲」を「ふしゅう」と答弁したほか、行事のあいさつで「頻繁」を「はんざつ」、「未曾有」を「みぞゆう」と読むなど漢字の誤読が多かった。

 最近も時々誤読があったが、今回は国会日程の合間を縫った強行スケジュールでのスイス訪問で疲れが出たか、あるいは外国人を前にした日本語講演で気がゆるんだかで“固め打ち”となった。

----

「トニー・ブラウン…」=英前首相を3回言い間違え−麻生首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090201-00000002-jij-pol

 【ダボス31日時事】麻生太郎首相は31日午後(日本時間同日夜)、世界経済フォーラムに出席した感想をダボスのホテルで記者団に語った際、環境セッションで同席した英国のトニー・ブレア前首相のことを、「トニー・ブラウン」と3回言い間違えた。この後、秘書官に指摘され「あ、トニー・ブレア」と言い直した。 

----

言い間違いの固め打ち。
4打数4安打1本塁打といったところだろう。

そもそも海外の要人を呼び捨てにするのはいかがなものかと思うのだが・・・

----

さて、今回はちょっと異常だと思う。

「踏襲」を「ふしゅう」、「未曾有」を「みぞうゆう」。
これはわかる。

「踏」という漢字は「踏む」など、「ふ」と発音する用例がある。
「有」は「有限」など、「ゆう」と読む用例がある。

「頻繁」を「はんざつ」と読むのは苦しいが、
まあ、「繁雑」と「頻繁」は似ていなくもない。

漢字をよく知らない人ならありえる間違いだ。



しかし、「基盤」を「きはん」、
「決然」を「けんぜん」、「見地」を「かんか」と読むのは異常だ。

私の知る限りでは、「盤」を濁らず「はん」と読むような例はない。
また、「決」の字は「けん」とは読まないし、
「見地」を「かんか」と読むに至っては何をどう間違えたのかすらわからない。

漢字の知識がない人であれば、
「未曾有」を「みぞうゆう」と読むことはありえると思うが、
「見地」を「かんか」と読むことはありえないであろう。



また、「トニー・ブラウン」というのは、
イギリスの前首相「トニー・ブレア」と、
現首相「ゴードン・ブラウン」がごっちゃになったのだと思うが、

いくらなんでも、イギリスの最高指導者の名前を、
知識として知らないなんてことは、ありえないだろう。

百歩、いや一万歩譲って知らなかったとしても、
誰かスタッフが麻生に教えるはずのことである。

それを3回も間違えて、
指摘されるまで気づかないということが、ありうるだろうか。

----

要するに、もはやこれは単純な知識不足ではない、と私には思える。


もしかしたら、文章を読んだり、人と受け答えをするうちに、
頭が混乱して正しいことが喋れなくなる、ということではないか?

海外に行っていきなり連発されたのは、
精神的なものも関係しているのかもしれない。


そもそもこれだけ言い間違いが続いたら、
首相周辺のスタッフも、絶対に対策を講じているはずだ。

それでも防げない、というのはちょっと尋常ではない。

----

私は麻生が外務大臣を努めていたころ、
外務省主催のタウンミーティングに行ったことがある。

「やらせ」が問題になって叩かれる前の話だ。

麻生外務大臣が講演をやった。
少なくともその頃、今のような状況ではなかった。

政策的な中身はそんなになかったと思うけれども、
少なくとも、語り口は面白かったし大変よかった。

言葉を頻繁に間違えるようなこともなかったし、
立て板に水、軽妙なトークで聴衆を沸かせていた。

----

いま、国会でもインタビューでも、
あの頃のトークとはまったく違うなあ、と思うのだ。

失言や読み間違い言い間違いを抜きにしてもだ。

トークだけでなく、政治家としての判断も、
最初にいったことが後から変わったりする。


最初は「麻生はバカだなあ」と言って笑っていたが、
ちょっと心配になってきた。

----

この言い間違いにマスメディアは飛びつく。

それを責めるわけにはいかない。
こんな面白い話を見過ごすのは職務怠慢である。


しかし同時に必要だと思うのは、
単純に麻生をバカにするだけではなく、
「なぜこんなことが起こっているのか」ということを、
冷静に検証してみることではないだろうか。

----

麻生の発言、判断の異常性は「健康上の問題」なのかもしれない。
老化現象なのか、精神的に限界なのか、
それとも病気か、激務による疲労か。

いろいろと仮説は立つ。

国家的な重大事だ。検証してみるべきだと思う。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

予算委員会のすすめ

衆院予算委で民主党が猛攻勢 憤りと失望の国会論戦を見ない手はない
http://diamond.jp/series/uesugi/10064/

上杉隆はいいことを言う時とそうでもない時があるが、
今回はいい文章を書いている。

上杉氏は社民党の阿部議員、共産党の志位委員長の質問を
見られなかったようなのが残念だが、
それでも国会論戦の様子をよくまとめてくれたと思う。


国会論戦、ぜひ見ていただきたいと思う。

面白いものとそうでもないものがあるが、
予算委員会の野党の質問はお勧めである。

国会の様子に目を通せば、与党より野党を嫌いになる人は少ないと思うのだが・・・


いまやインターネット時代である。
国会審議の様子は誰にでも見られる。

大マスコミ(テレビ)は体制側に都合の悪いところはカットして報じるので、
見るならばぜひインターネットで。

----

そして、国会より面白いのは野党の勉強会だったりする。

民主党の厚生労働部会の様子を見、
民主党議員が年金問題で官僚に迫るところを目にすれば、
誰でも、つい民主党が好きになってしまうと個人的には思うのだが、
あれは一般の方がふだん見ることはできない。

動画か何かに撮って公開すればとも思うのだが、
まあ官僚のプライバシーを侵すので、難しいのだろう。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

不正投票のやり方

たぶん某宗教団体の仕業だと思うけど、
証拠はないのでどうにもならない。

----

投票箱から偽用紙続々、本物とすり替えか…北九州市議選
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090202-OYT1T00613.htm

 1日に投開票された北九州市議選(7選挙区、総定数61)で、投票箱から正規の投票用紙と大きさや色などが似た「偽投票用紙」計63枚が確認された。

 偽用紙は無効票として処理された。

 福岡県警小倉北署は、偽用紙を使って正規の投票用紙を持ち出したとみており、公職選挙法違反(詐偽投票及び投票偽造、増減罪)の疑いが強いとして、市選管から事情を聞く方針。

 市選管によると、偽用紙は小倉北区選挙区で20枚、戸畑区で12枚、小倉南区で27枚、八幡東区で2枚、八幡西区で2枚見つかった。

 小倉北区選挙区では、投票総数が投票者数より35票多いトラブルがあり、戸畑区選挙区でも1票多かった。

 市選管によると、偽用紙には、小倉北区で名前らしき文字が書かれたものが1枚あり、他の19枚は白紙だった。他の選挙区では字の有無は未確認。市選管は、偽用紙を投票箱に入れて、代わりに正規の投票用紙を持ち出して、別の区の投票所で使われた可能性が高いとみている。

 小倉北署の幹部も「ある人物が別の選挙区で持ち出した投票用紙をもらって、小倉北区で別の人物に投票させたと考えざるを得ない」としている。

 市選管は、小倉北、戸畑両区とも選挙長、立会人からの異議がなく、当落への影響はないと判断し、選管確定したとしている。「持ち込まれた票と正規の票の区別はできない」などとして、再点検は実施しない方針だ。

----

新聞記事では
「ニセ投票用紙を箱に入れ、本物の投票用紙を他の選挙区に持っていった」
という推測を立てているが、たぶん違うと思う。

不正な投票用紙が63票もあるということは、
これは完全に、組織的な犯行である。

特定の組織が絡むようなレベルの話としては、
わざわざリスクを犯して細工をやって、
たった63票ぽっちを動かすというのは、いかにも影響が小さすぎる。

----

確実な組織票を入れるための、わりあい古典的な不正の手口がある。

まず、バスか何かに乗って、集団で投票所に向かう。

最初のひとりが、ニセ投票用紙を持って投票所に入る。
投票所で本物の投票用紙を受け取る。
こっそり、それをニセ投票用紙にすりかえる。
ニセ投票用紙を投票箱に入れて、本物の投票用紙を持ち帰る。

投票所の外、みんなの監視の下で、
持ち帰った投票用紙に特定候補者の名前を書く。
その投票用紙を、次の人に持たせる。

次の人は、前の人が名前を書いた投票用紙を箱に入れて、
自分が受け取った新しい投票用紙を持ち帰る。

そして投票所の外、みんなの監視の下で、
持ち帰った投票用紙に特定候補者の名前を書く。
その投票用紙を、次の人に持たせる。

次の人はそれを箱に入れ、自分が受け取った用紙は持ち帰る・・・

これで、人が投票用紙に名前を書くところを確認することができるのだ。

----

たぶん、これだと思う。


組織票といっても、投票する約束だけして、
本当は他の候補者に入れる奴が出てくるかもしれない。

それを防ぐため、こういう作戦が効果的なのである。

----

ある人が特定の候補に入れなかったからといって、
いじめられたりしたらよくない。投票先は自由であるべきだ。

だから民主主義国では、
自分の投票先は他人に知られない権利が確保されている。

これが秘密投票の原則である。


上記のような作戦は、
もちろん法律違反だし、秘密投票の原則にも反している。

だからこういうことが起こっているとすればよくないことなのだが、
いかんせん証拠が残らない。


いずれにせよ選挙において平気で不正がはびこるというのはよくないことだ。

「次の衆院選では不正選挙の懸念があり、国連の選挙監視団を呼ぶべきだ」
という議論が、 冗談混じりながらされていたりする。

先進民主主義国としては、まあ情けない話である。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

ディスカッションは2秒

今日は前原誠司の「やるやる詐欺」発言について。

----

首相は「やるやる詐欺」、民主・前原氏が道路財源ブレ非難
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090204-OYT1T00505.htm

 麻生首相は4日午前の衆院予算委員会で、国家公務員の再就職規制に関して、「『天下り』『渡り』の定義は色々あるが、役所の、たとえば官房長がかかわって行うのが基本的なものだ。少なくとも(年内で)役所としてあっせんはしないと申し上げている」と述べた。

 首相の答弁は、3日に表明した方針通り、省庁による個別の再就職あっせんを禁止する措置を年内に実施すれば、企業・団体への押しつけ的な「天下り」や、公益法人などに再就職を繰り返して多額の退職金を受け取る「渡り」の弊害は是正できるとの認識を示したものだ。民主党の前原誠司副代表の質問に答えた。

 前原氏は「公益法人が天下りの受け皿になっている」として公益法人の全廃を求めたが、首相は「即時、すべてなくすのは現実問題としてはなかなか難しい。少しずつだが確実に減らしている」と応じなかった。

 また、前原氏は2009年度からの道路特定財源の一般財源化をめぐる首相発言のぶれを追及。「首相は『やるやる詐欺』の常習犯だ」と非難し、紛糾する場面もあった。

----

前原氏はかつては政局勘のなさが災いして、
民主党を壊滅の危機に追い込んだ。

また一部の与党系コメンテーターからは常に
「民主党離党」を予想される(まあ、これは予想というより願望でしかなかったが)など、
とにかく民主党においては「問題児」であった。


ところが最近は成長していると思う。
今日の発言はよかったので取り上げたい。

----

前原誠司の国会質問はこちら。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/rm.ram?deli_id=39556&media_type=rb&time=00:08:03.5


とにかく「やるやる詐欺」というワンフレーズに尽きる。
報道ではこういうキャッチーなワンフレーズが一人歩きする。

そうすると市民は「何が『やるやる詐欺』なんだ?」と思う。

そしてニュースの内容を見聞きする。
「ああ、道路特定財源の問題、公益法人の問題があったなあ」となる。


もちろん、必ずしもキャッチーな言葉を使わなくてもいい。
地味ながら素晴らしい議論をしている人も多い。
国民新党の糸川正晃氏、社民党の阿部知子氏などはそれにあたると思う。

ただ、野党の国会議員は一生懸命国会で政府を追及しているが、
悲しいかな、なかなか議論の内容を追ってもらえない。
上に貼ったURLも、どうせ誰もクリックしていないと思う。
前原さん、頑張っているんだけどなあ。

そこで自分たちの議論に関心を持ってもらうための窓口として、
こういう気の利いたフレーズを使えると素晴らしいと思う。

----

とはいえ、実際にやっていることに中身がなければ、
ワンフレーズだけで支持を得ようとしてもかえって反感を買う。
万が一その時はうまくいったとしても、
後から「やっぱり駄目じゃないか」ということになってしまう。

いま自民党は小泉純一郎のしたことの後始末に追われて苦労している。

----

うまくやればディスカッションは2秒だ。
場合によってはワンフレーズで世論をつかんでしまうこともできる。


その分野における天才は辻元清美だろう。

国会でもテレビでも、小さな社民党が発言できる時間は短い。
その中でいかに短く効率的にメディアに載るか、
自分の言いたいことを言うか。それが重要だ。

たとえば、辻元清美が鈴木宗男を追及したとき、
「疑惑の総合商社」という言葉で、
一瞬にして日本人全員の脳に、ムネオハウス問題の存在を叩き込んだ。


こういった瞬発力はもしかしたら才能によるところも大きいのかもしれない。

しかし少なくとも参考にする価値はある。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月03日

手を繋いで

麻生くんが選挙を延ばすから、こういう風に、
野党サイドの選挙態勢がどんどん固まっていく。いいことである。

おそらくこの候補者は当選することだろう。
また野党の議席が1つ増える。

----

民主、社民が統一候補擁立へ 次期衆院選富山3区
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020401000383.html

民主党の小沢一郎代表と社民党の又市征治副党首は4日、国会内で会談し、次期衆院選の富山3区で
民主党が擁立を決めた元北日本放送アナウンサー相本芳彦氏(52)を両党の統一候補とすることで、
大筋合意した。月内に正式決定する。

会談では、社民党が推薦する条件として、(1)相本氏は無所属で出馬(2)当選1期目は民主党入りしない
(3)国民新党にも引き続き協力を求めていく−ことを要請。小沢氏が了承した。

近く又市氏が相本氏と会談して本人の意思を確認。両党が政策協定の内容などで正式合意すれば、
小沢、又市両氏が記者会見で発表する。

----

社民党としては今後の選挙、政局、うまく立ち回りたいところだ。

今のままでは、民主党が強くなりすぎて、
民主党の政権維持にとって社民党の協力が不要になる危険が高い。

とはいえ当面、参議院では民主単独では過半数にならないため、
民社国の協力が求められるところである。

来年の参議院選挙で、民主党が完全に衆参両院を掌握してしまうかもしれない。
そうなれば社民党の人数は必要ではなくなる。

しかし少なくともそれまでは、社民党は連立与党に入る。
大臣のポストを1つか2つ、手に入れることができるだろう。
そこで実績を上げたい。
結果を出せば、展開が有利に転がる。


共産党は野党として活躍している。
社民党は与党として活躍したいところだ。

----

というわけで、当面は民主党といい関係を保つことが大切だ。
選挙で協力できることも、すばらしいことだと思う。

ただ、外交政策、福祉政策など、違いを出すべきところもあろう。

そして、交渉の常識として、民主べったりでは足元を見られる。

今回、社民党が推薦に際して3つの条件を突きつけたのは、
そこそこの存在感を示すことができているのではないか、と個人的には思う。


また例えば場合によっては民主党と協力せず、
民主党の候補を落とすという選択肢も、
カードとしては排除すべきではないだろう。

----

民主党と敵対はせず、かといって馴れ合わず。
社民党にはクレバーな政局運営を期待したいところだ。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。
posted by socialist at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。