2009年02月04日

ディスカッションは2秒

今日は前原誠司の「やるやる詐欺」発言について。

----

首相は「やるやる詐欺」、民主・前原氏が道路財源ブレ非難
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090204-OYT1T00505.htm

 麻生首相は4日午前の衆院予算委員会で、国家公務員の再就職規制に関して、「『天下り』『渡り』の定義は色々あるが、役所の、たとえば官房長がかかわって行うのが基本的なものだ。少なくとも(年内で)役所としてあっせんはしないと申し上げている」と述べた。

 首相の答弁は、3日に表明した方針通り、省庁による個別の再就職あっせんを禁止する措置を年内に実施すれば、企業・団体への押しつけ的な「天下り」や、公益法人などに再就職を繰り返して多額の退職金を受け取る「渡り」の弊害は是正できるとの認識を示したものだ。民主党の前原誠司副代表の質問に答えた。

 前原氏は「公益法人が天下りの受け皿になっている」として公益法人の全廃を求めたが、首相は「即時、すべてなくすのは現実問題としてはなかなか難しい。少しずつだが確実に減らしている」と応じなかった。

 また、前原氏は2009年度からの道路特定財源の一般財源化をめぐる首相発言のぶれを追及。「首相は『やるやる詐欺』の常習犯だ」と非難し、紛糾する場面もあった。

----

前原氏はかつては政局勘のなさが災いして、
民主党を壊滅の危機に追い込んだ。

また一部の与党系コメンテーターからは常に
「民主党離党」を予想される(まあ、これは予想というより願望でしかなかったが)など、
とにかく民主党においては「問題児」であった。


ところが最近は成長していると思う。
今日の発言はよかったので取り上げたい。

----

前原誠司の国会質問はこちら。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/rm.ram?deli_id=39556&media_type=rb&time=00:08:03.5


とにかく「やるやる詐欺」というワンフレーズに尽きる。
報道ではこういうキャッチーなワンフレーズが一人歩きする。

そうすると市民は「何が『やるやる詐欺』なんだ?」と思う。

そしてニュースの内容を見聞きする。
「ああ、道路特定財源の問題、公益法人の問題があったなあ」となる。


もちろん、必ずしもキャッチーな言葉を使わなくてもいい。
地味ながら素晴らしい議論をしている人も多い。
国民新党の糸川正晃氏、社民党の阿部知子氏などはそれにあたると思う。

ただ、野党の国会議員は一生懸命国会で政府を追及しているが、
悲しいかな、なかなか議論の内容を追ってもらえない。
上に貼ったURLも、どうせ誰もクリックしていないと思う。
前原さん、頑張っているんだけどなあ。

そこで自分たちの議論に関心を持ってもらうための窓口として、
こういう気の利いたフレーズを使えると素晴らしいと思う。

----

とはいえ、実際にやっていることに中身がなければ、
ワンフレーズだけで支持を得ようとしてもかえって反感を買う。
万が一その時はうまくいったとしても、
後から「やっぱり駄目じゃないか」ということになってしまう。

いま自民党は小泉純一郎のしたことの後始末に追われて苦労している。

----

うまくやればディスカッションは2秒だ。
場合によってはワンフレーズで世論をつかんでしまうこともできる。


その分野における天才は辻元清美だろう。

国会でもテレビでも、小さな社民党が発言できる時間は短い。
その中でいかに短く効率的にメディアに載るか、
自分の言いたいことを言うか。それが重要だ。

たとえば、辻元清美が鈴木宗男を追及したとき、
「疑惑の総合商社」という言葉で、
一瞬にして日本人全員の脳に、ムネオハウス問題の存在を叩き込んだ。


こういった瞬発力はもしかしたら才能によるところも大きいのかもしれない。

しかし少なくとも参考にする価値はある。

----

人気ブログランキング
クリックよろしくお願いいたします。


posted by socialist at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。