2009年02月14日

守るのは明日の自分だと

ひとつ前の文章と似たような理屈だが、
少数派、弱者を守るということは自分を守るということだ。

人はどこかには「弱者」の側面を持っているものだ。
また、仮に今は「勝ち組」でも、いつか自分も少数派、弱者になるかもしれない。


かつて猛威を振るった「自己責任論」が、
派遣村騒動のときには、
いまひとつ盛り上がらなかったのはなぜかと、
政治学者の山口二郎に聞いた。

山口答えて曰く。

この混迷の時代、あした派遣村で炊き出しを受けるのは自分かもしれない。

あるいは地位も貯蓄もあり自分自身は大丈夫そうな人も、
子供、そのまた子供となってくると、いったいどうであろうか?

みんな、そのことが分かってきたからだろうと。


そういうことなのかもしれない。

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posted by socialist at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

反体制側の繰り言

少し前だが、社民党の支援者のお歴々とお酒を飲む機会があった。
そういう場所では「若い」というだけで可愛がられるので得だ。

途中で、こういう話になった。
要するに、法律の運用がよろしくないのではないか、と。

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例えば行政訴訟。
行政訴訟とは、行政の活動に関しての紛争にかかわる訴訟である。

要は、市民が行政を訴えるわけだが、

まず制度上、土俵に上がるのが大変だという。
だから、件数が少ない。
ドイツは日本の250倍から500倍、韓国や台湾でも30倍から50倍らしい。

また、公権力の側にひろい「裁量」が認められているため、
日本では訴えた側がほとんど勝つことができない。

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他に聞いた話としては、
どうも法律の運用がフェアではないのではないかということ。


とある青年が公衆トイレに落書きをして逮捕された。

いわく、「戦争反対」「反戦」「スペクタクル社会」。

その後、その青年はなんと驚くことに裁判で有罪となり、
執行猶予付きながら懲役刑が科せられることになった。

確かに落書きは犯罪といえば犯罪だ。器物損壊にあたる。


しかし考えてもらいたいのは、
そのトイレには他にも落書きがあったし、
日本中あらゆる場所で今も落書きは行われている。

私自身も、昔出来心で落書きはやったことがある。

しかし誰それが落書きで逮捕されたという話を聞いたことがあるだろうか。
私はない。

対象が貴重な建築物であったり、
大きな壁一面を塗りつぶすような大規模なものでもない限り、
いちいち捜査しないし、
見つけたらきつく注意するという程度で終わる。


ところがその青年は違ったわけで、
つまり、落書きの内容が反体制的だから、権力側の対応が変わっている。

他の落書きは逮捕も何もしないのに、
「反戦」と書いた奴は懲役、というのはいかにも不公平だ。

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こういうことがあっていいのだろうかと、
社民党支持者のおじさんは怒る。

いや本当にそうですね、と私もうなずく。


これが数年前であったら反体制側の繰り言ということになるが、
近いうちに、反体制側は反体制側ではなくなる。

知っての通り、社会民主党はほぼ確実に与党になる。
福島瑞穂が法務大臣のポストを握る可能性も、それなりにある。

おじさんも私も、晴れて「与党支持者」だ。


民主党ならびに社民党、国民新党にはこういった問題に取り組んでもらいたいものだ。

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反戦左翼の小僧なんぞ牢屋に入れてしまえばいい、
と考える向きもあるだろう。

それも、それだ。
しかしそれにはこう言い返すことが出来る。


俺たちはもうすぐ、権力側なんだぜ?

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政権交代ある時代だから、
昨日の体制側が、今日は反体制側に落ちたりする。


まさかやらないだろうとは思うが、
政権に都合が悪い人たち、保守の人たちを、
適当な罪を着せ捕まえることができる時代が来るかもしれない。

保守派による落書きやポスターに違法なものがあれば、
それを捜査して逮捕し、懲役刑を科せるかもしれない。

街頭で保守政党の宣伝をする人に、
警察官が近づいて、わざと転び、
「公務執行妨害」で逮捕することもできるかもしれない。

竹中平蔵のようなオピニオンリーダーには、
痴漢の罪かなにかを着せて失脚させることも可能だ。

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やはりそれは好ましくないであろうと、私は思う。

だから法律をフェアに運用するということは大切なのである。

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