2009年02月18日

中川昭一財務大臣・泥酔会見騒動の総括

本ブログで何度か中川大臣の泥酔会見のことを取り上げたわけだが、
取り上げたとたんアクセスが3倍くらいにアップした。

「G7 酒」
「薬のみすぎ 中川 真相」
「中川 本当 風邪薬」

などの検索ワードで、
続々と私のブログにアクセスしてくださる人がいることを見ると、
いかにこの話題が世間の注目を集めているかということがわかる。

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さて中川大臣辞任という形でこの問題も幕を下ろしたわけだが、
結局、私の言うとおりにしとけばよかったのに・・・
という思いを禁じえない。

民主党の逢坂誠二議員のサイトから経緯を引用したい。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~niseko/


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16日夜
麻生総理
「職務に専念してもらいたい」(慰留)
中川財務大臣
「罷免されない限り職務を全うしたい」



== 条件付き辞任 ==
17日午前:
中川大臣が、通院を理由に
衆院予算委員会と参院財務金融委員会を欠席し、
両委員会が中止(極めて異例)

17日昼
中川大臣
「景気を良くする気持ちは非常に強い」
と、予算と関連法案の衆院通過後の
条件付き辞任を表明



== 辞任 ==
17日夜
中川大臣が辞表を提出
「辞めた方が国家のためになると思った。
 首相から慰留の言葉はなかった」

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迷走に次ぐ迷走である。
それにより、マスコミによる「泥酔中川キャンペーン」が
余計に延びてしまっただけの話である。

しかも「ブレる自民党」のイメージがさらに強化されてしまった。

初めから辞任させたらどんなに良かったことか。


わけても、一時「入院」および「予算の衆院通過後の辞任」を
打ち出したのは最悪であった。

この経済危機にあって、
アルコール中毒の大臣が病院で療養しながら仕事ができるわけはない。

また、「予算の衆院通過」といっても、
その予算、大臣がいなければ国会で審議もできない。

そのようなことでは、
辞めろという野党の圧力に抗し切れるわけもなかった。

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おそらく、自民党本来の意思決定プロセスが機能していないのだろう。
また、麻生太郎内閣総理大臣に助言できる、
有能な側近もいないとみえる。


おそらく麻生氏は孤独のなかで決断を強いられ、
結局こんなことになってしまったのだろう。

その麻生氏は何を考えたのか?
私の推測では、こうなる。

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自民党のミッションは「少しでも多い議席の確保」である。

しかし、麻生氏およびその周辺のミッションはそれとは異なる。
「麻生政権の延命」「麻生氏本人のメンツの確保」である。

いま、その両者は矛盾しており、
「自民党VS麻生太郎」の構図となっている。


さて、いま多くの自民党議員はこう考えていることだろう。
「麻生では駄目だから麻生政権をつぶして、新しいトップの元で選挙をやって、少しでも負けを少なくしよう」

麻生氏としては逆に、自民党の行く末などよりも、
麻生政権の延命、あるいは体裁に気を配っている。


中川氏は、麻生氏にとって、唯一無二の盟友といえる。
ここで中川氏を切ってしまったら、
政権は弱体化し、任命責任をも問われることになる。

そして最終的には用済みとばかりにトップの座を下ろされる・・・

その思いが、中川氏を辞任させることをためらわせた。
「あれは風邪薬でした」で逃げ切れる、
あるいは「予算通ってから辞めます、病院で仕事します」で野党、そして国民が許してくれる、
そのような、あまりにも分の悪いギャンブルに走らせてしまった。

結局、それが最悪の結果になってしまったが。

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以前中山国土交通大臣が、
「成田闘争はゴネ得」、「日本は単一民族」。「日本の教育のガンは日教組」
などととんでもない失言をしたが、
あの時は、麻生氏は速やかに中山罷免を決断した。

麻生政権はまだ始まったばかりで麻生氏の政権基盤は安泰だったし、
中山大臣は麻生氏にとって友達でもなんでもなかった。

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後任は与謝野大臣が兼任。

これで、与謝野氏は「財務・金融・経済財政担当」の
3ポストを兼ねることになる。

およそ経済にかかわることほとんどを一手に担う。

与謝野氏はガンを患っているが、体調は大丈夫なのか心配にもなるし、
この100年に1度の危機にあって、
そんな無茶な人事をやっていて大丈夫ですかと言いたくもなる。

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これも、中川氏の後任に、
例えば伊吹文明氏や谷垣禎一氏を入れる方が無難な人事だった。

そうしなかったというのは、
麻生氏が、今から内閣に気心の知れぬ人を入れることを
嫌ったからだと思う。


あくまでも私の見方だが、
今回のドタバタ劇から、まだ総理大臣を辞めたくないんだ、
という麻生氏の思いを見て取ることができたような気がする。

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とはいえ麻生氏はこの件でも失敗続きで、
客観的にはもはや厳しい。

春のうちには新しい自民党総裁が選ばれ、
即刻選挙という感じになってくるかもしれない。

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posted by socialist at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小沢とヒラリー

小沢氏がヒラリー国務長官と会うか会わないかで多少紆余曲折があった。
私は無理に会わなくてもいいのではないかと思っていたが、

結局、ヒラリー氏の方から小沢氏に日程を合わせてくれたということらしい。
野党支持者としては、
アメリカが今の野党を重視している、ということを喜んでもいいのだろう。

政権につく前から面倒な約束事でもさせられたら嫌だなと思ったが、
会談の内容はたいしたことを言っていないので、まあよかった。


とはいえ、日本も「分担する責任を果たす」とある。
このことに例えば海外に派兵することなどが含まれるのかどうか。

小沢氏は独特の「国連中心主義」という原則を持っている。
この評価について長々と論じるのは別の機会に譲りたいが、
個人的には、少なくとも現与党の思考停止的米国追従に比べればマシであると考えている。

しかしやはり、どうしても海外派兵ということを
認めるわけにはいかないという意見もあろう。

もちろんそれは理解するしシンパシーを感じてもいるが、
自公政権の打倒、政権交代を望むならば、
小沢氏を応援せざるを得ないというのが二大政党制の苦しい現実である。

とはいえ当面のところは民主・社民・国民新の連立政権にならざるを得ないわけで、
たとえば連立政権の中で社民党などが発言力を発揮するチャンスをもつこともあろうし、
それに期待してもいる。

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よくできたまとめをコピーしておく。

200 名前:無党派さん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 13:20:29 ID:wl5nrlAA
【小沢代表会見詳報】(17日夜)

民主党の小沢一郎代表は17日夜、ヒラリー・クリントン米国務長官との
会談で、日米関係について、「何よりも大事であることを最初から唱えてきた
一人だ」と述べたことを明らかにした。都内のホテルで記者団の質問に答えた。
記者会見の詳報は以下の通り。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000505-san-pol


小沢・ヒラリー会談のまとめ

・日米同盟は何よりも重要な二国間関係である。
・日米同盟は一方が一方に従属する関係ではなく対等な関係であるべきだ。
・現状ではわが国は困難な役割を果たす責任に対する覚悟がない。
・ゆえにわが国が世界戦略を真剣に考え、自らの主張をすることができないでいる。
・北朝鮮は自発的に核のカードを手放すことはない。
・中国は北朝鮮の現状の体制を認めている。
・市場主義と共産主義はお互い相容れず、必ずこの矛盾が表面化する。
・中国の民主化がいかにソフトランディングに行われるかが、日米及び世界にとって最も大きなテーマである。

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【小沢代表会見詳報】「日米関係は何よりも大事」(17日夜)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090218/stt0902180034000-n1.htm

 民主党の小沢一郎代表は17日夜、ヒラリー・クリントン米国務長官との会談で、日米関係について、「何よりも大事であることを最初から唱えてきた一人だ」と述べたことを明らかにした。都内のホテルで記者団の質問に答えた。記者会見の詳報は以下の通り。

【次期衆院選での勝利】

 「えー、今、長官との会談をこのメンバー(小沢氏、鳩山由紀夫幹事長、菅直人代表代行、輿石東参院議員会長、山岡賢次国対委員長)で終えたところでございます。詳しくは、中に入ってメモしていた者から、聞いていただきたいと思います。私の方からは、最初に日本を訪問していただいたことに対するお礼と、私の日程に配慮していただいて、このような時間にもかかわらず懇談できましたことを感謝する、ということをお話いたしました。とにかく、次の衆院選に勝利しませんと、もう長官とお会いすることはありませんので、その点は政治家としてご理解をいただきます、ということを申し上げました」

【日米関係】

 「長官の方からは、(来年は)日米同盟の50周年ということで、今までも日米関係、日米同盟が両国にとっても、アジアにとっても、あらゆる意味で大変いい結果を果たしてきたと。これから50年もまた、日米同盟をさらに強固にしていくためにお互いに努力をしましょう、という趣旨の話がありました。私は、今のそのお話には、全面的に同意します、賛成です。それで、最近の私の言動について、米国の友人から、米国内で誤解があるという忠告を受けましたと。しかし、私は日米同盟が何よりも大事であることを最初から唱えてきた一人であります。ただ、同盟というのは、一方が一方に従う従属の関係であってはなりませんと。お互いに主張を交換し、議論し合い、そして、よりよい結論を得ると。そして、得た結論については、お互いにこれをしっかりと守っていくと、そういう関係でなければならないと言った」

【米軍再編問題】

 「(長官は)日米同盟をいろいろな分野で有効に活用していくことが大事だという話をされました。それで、北朝鮮、米軍再編の話もちょっと例に出されました。で、私は、米軍の再編問題につきましては、まず、両国で、本当に同盟国として、世界政策を、世界戦略をきちんと話し合って、その合意を得た上で、個別の問題について対応していくことが大事じゃないかと。今までのわが国政府は、自らの主張をきちんと主張し得ないところに問題があったのではないかと。そして、それはまた日本人が、たとえ困難な役割でも、お互いの中で分担する責任を果たしていく覚悟がなかったからではないか、という話もいたしました」

【北朝鮮、中国問題】

 「私は、北朝鮮は核のカードを手放すとは思えませんと。それからもう一つは、中国問題がより大きな問題であると思います。中国は、朝鮮半島について言えば、北の政権の善し悪しは別にして、現状維持です、と私は思います。まあ、それはそれとして、それ以上に中国そのものの問題の方が大きいと思います。私は、中国の最高首脳部にも面と向かって言ってますから、平気ですけれども、中国の今日の、また、これからの状態を非常に心配しております。まあ若干、トウ小平が、毛沢東の大躍進と文化大革命の失敗を償うために、また、中国の発展のために、市場主義を取り入れたことは大変大きな成果だったと思います。しかし、それは両刃の剣でありまして、市場主義と共産主義とは原理的に相容れない。必ずこの矛盾が表面化するであろうということは、彼らにも私はそう言っております、ということを申し上げ、従って、中国問題というのは、北朝鮮うんぬんということもあるけれども、日米にとって、最大の問題は中国問題であろうと申し上げました。私の主張に対し、長官は、洞察だと思います、という話をしました。いずれにしても、日米中のトライアングルが非常に大事な関係です、ということを言ってました。私は、付け加えて、中国の民主化がソフトランディングをいかにして行うかが、日米にとって、世界にとって、最大のテーマだと申し上げました。それに対して、そういった彼女の話があったということです」

【その他】

 「あとはもう、お疲れでしょうからっつったら、はいっつって、明治神宮から始まって、今日は大変な一日でした、なんて言ってましたね。それじゃまあ、今度、また、長官の方から、そういった話をぜひ継続して今後もやっていきたいということがありましたから、長官とあるいは他の米国の首脳の方とこういった話をまた継続してできるように、選挙勝つように一生懸命、頑張ります、そう言って別れました」

 −−代表の感想を

 「感想なんて、そんなのない」

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posted by socialist at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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