2009年02月22日

新竹下派・バラクオバマ

少し古い話題になるが、オバマが新大統領になったとき、
その選挙手法に対しても多くの注目が集まった。

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まず個人からの小額献金を集めたということが大きいと思う。

それはたくさんのお金が集まったこと、それだけではない。


特定のプロジェクトに、部分的なものであれ参画した人は、
プロジェクトの成功を願うようになるのが普通だ。

つまり1ドルであろうと1セントであろうと、
献金をしたら、その人に票を投じる可能性は高いのである。

小額の献金を広く募ったことで、もちろん集金効果それ自体もあっただろう。
しかしカネを集めると同時に、票も集めていることになったはずだ。

実際のところ、今回はじめて大統領選挙に投票した人の7割は、
オバマに投票したという。

オバマが、投票日には普段家で寝ている人間を起こしたのかもしれない。

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インターネットは誰でも情報が発信できる。
いまではほとんどの政治家、政党がウェブサイトを持っている。

しかし、えてして情報の流れが、
「発信者→受信者」という一方的なものになりがちである。


オバマはインターネットをうまく使ったというが、
SNSを利用したり、コミュニティを作ったりと、
あくまで支持者同士の、人と人、peer-to-peerの繋がりを重視している。

人と人との繋がりの中で投票を頼まれたり、
投票先を人に言ったりすれば、やはりそれは行動につながるものだと思う。

たとえそれがインターネットであったとしても。

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テレビなどのマスメディアを利用し、
不特定多数に支持を呼びかけることを「空中戦」、

街頭演説、握手、支持者まわり、ポスター貼りなど、
特定少数への支持の呼びかけを積み重ねていくのを「ドブ板選挙」

と、仮に分けるとするならば、
オバマがやったことは、「インターネットを利用したドブ板選挙」である。
21世紀の竹下派の選挙ではないかと思う。

私はしばらく「ドブ板2.0」と呼ぶことにするがたぶん流行らないだろう。

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日本では、友人同士で政治の話をすることは少ないし、
ネット献金といっても、ネットバンクサービスの普及度は低い。

また、インターネットを用いた政治活動も、
アメリカに比べると大きく制限されている。


簡単にオバマの真似ができるわけではないだろう。
しかし、一部を取り入れることはできるのではないだろうか、とは思う。

参考にすべきは演説よりもこちらだろう。

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日本でも小沢一郎がニコニコ動画に生出演するなど、
いろいろな試みがなされている。

しかし「支持者同士のつながりをコーディネイトする」という域には達していない。
知恵を絞れば、いくらか方策は考えられると思うのだが。

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posted by socialist at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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