2009年02月27日

遅いよ、優子ちゃん

暴論だといわれることは承知だが、
わが国が抱える問題というのは、
極端に言えばほとんどが経済の問題であると思う。
カネさえあればなあ、という話が多い。

たとえば教育論争も、
ゆとり教育か詰め込み教育かという話が盛り上がったりするが、
そんなことよりも教師をもっとたくさん雇えればなあ、
と私などは考えずにはいられないのである。


長期的にわが国の経済が困ってくるのは、
少子高齢化が進んでくるからである。

労働力不足もさりながら、社会保障費が財政を圧迫する。
日本にカネがないとなれば、医療費も出なければ防衛費も出ない。


短期的には最も大切なことは目下の生活苦をいかにして救うかであるが、
長期には、少子化対策が大事なのだ。

少子化対策が、最も本気でやらなければいけないことだろう。


しかしこれまで自民党政権は、
少子化対策は大事だ大事だといいながら思い切った政策をとってこなかった。

なぜだろう、と思っていたが、ようやく理由がわかった気がする。

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少子化対策PT:小渕担当相「ピンポイント支援ではダメ」認識改めた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090226-00000011-maiall-pol

 少子化問題に取り組む「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム(PT)」(主宰・小渕優子少子化対策担当相)の第2回会合が24日、内閣府で開かれた。結婚や出産をためらう理由の一つには、就職難や自立した生活が送れない経済事情が関係しているのではないか、という仮説を検証した。

 国内・海外の若者のライフスタイルに詳しい宮本みち子放送大学教授と、青少年就労支援NPO「育て上げ」ネットの工藤啓理事長から、現状の課題と将来施策への提言をヒアリングした。

 宮本さんは、主に北欧の政策と比較したうえで4点を提言。(1)若年ワーキングプアの防止=いかなる雇用状態になっても最低限の生活は守られる所得水準や制度の構築(2)職業訓練を受ける権利の確立=失業者中心ではなく、就学と就職の間を取り持つような普遍的な施策(3)共働きが可能な環境条件の整備=だれもがたやすく妊娠・出産・育児を乗り切れるような施策や社会的認知(4)若者総合政策=ピンポイント支援ではなく、ライフステージの中で長く広く安定したサポート−−が必要だとした。

 工藤さんは、家庭環境や病気など複合的な事情がある若者や児童福祉法で保護されている年齢を超えた若者への支援が難しい▽若者を支援している者への支援も必要−−などの課題を挙げたうえで、人的・金銭的・制度的なサポートが必要だが、きめ細かな視点や見直しをいとわない思い切りのよさも不可欠だとした。

 小渕担当相は、(1)少子化対策はどちらかというと妊娠・出産が中心だったがそうでもないのではないか(2)若者支援は点ではなくライフステージのうえでとらえていく必要があるのではないか(3)若者支援は若者対象だけでなく支援者も対象に含めた包括的な支援が必要なのではないか(4)若者の実態を正確にとらえる必要があるのではないか−−と述べ、「これまでの認識を改めないといけないことがわかった」と率直に語った。

 次回第3回会合は3月9日、「不妊治療対策」をテーマに行われる。【浜田和子】

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宮本氏、工藤氏、小渕氏はそれぞれ素晴らしいことを言っているが、
なんら目新しいことではない。

私に言わせれば小渕氏の認識は遅れている。
担当大臣がこの程度のことに今ごろ気づき、
「認識を改めなければならない」などと述べるようであれば、
なるほど、今までの政権が何もできてこなかったことももっともである。

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生活に困難があったり、先行きに不安があったりする人が多いと、
なかなか結婚するということは考えにくいものだし、
ましてや子供を作るというところに踏み出すのは難しい。

だからワーキングプア対策、雇用政策、社会保障の整備、
子供を持ちながら就労することが可能な労働環境の整備など、
きめ細やかであり、なおかつ思い切った政策が必要になる。

小渕氏はここに来て、ようやくそれを認識したらしい。
遅いよ、遅すぎるよと言いたくなるが、
自民党の政治家が、正しい方向へと認識を向けたことを
前向きに考えるべきであろうか。


この案件は与野党がいい案を出し合っていけばよいだろう。

若き大臣、小渕氏には今後とも粘り強く勉強していただきたいと思う。
選挙では小渕氏は無敵といっていいから、政策を勉強する時間はあろう。

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余談だが。
民主党や社民党が打ち出す「子供手当て」に関してコメントすれば、
いいことだと思うが額が少なすぎるのではないかと個人的には考えている。

子育て世帯にカネを配るというのはシンプルでいい。
ダイレクトに経済的インセンティブを与える。

しかし月に2万6千円程度では、
子育ての決断を促すにはちょっと少ないのではないか。
その2倍くらいのお金を配ってみる価値は、
あるのではないかと思うがどうか。

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posted by socialist at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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