2009年03月14日

政局展望:自民党サイド

自民党に対しての基本的な認識は以下のまま、変わっていない。

「次回の総選挙での勝利はほぼ不可能である。しかし選挙を先延ばしにしているとますます党のダメージは大きくなるので、早めに選挙を行った上で下野し、野党として5年〜10年の後に政権奪還を目指すのが最もよい」


しかし考えるべき変数が多くなったため、
自民党について書くほうが民主党よりも難しい。

1.内閣総理大臣を交代するか
2.内閣改造を行うか
3.選挙をいつ行うか

4.小沢秘書逮捕にあたり、官邸からの影響力は行使されたのか
5.二階俊博氏への捜査はどこまで進む(または、進める)のか


4と5はきわめて重要な変数であるが、
いかんせんアウトサイダーには確かなことはわからない。

わからない上で今後を展望してみよう。

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給付金再可決の件。
小泉氏の造反騒ぎに同調したのは、
小野議員ただの一人だったということは特筆すべきであろう。

しかもそれが他のニュースにかき消され、全く話題にも上らなかった。
小泉一派の影響力は決定的に後退した(というか、後退が確認された)といっていい。


タナボタというか、何というか、
ここにきて麻生氏は自民党内を掌握した。



その麻生氏はどのように決断をするのか(あるいは、しないのか)。

私の持論を繰り返すが、
負けを知りながら選挙に打って出るのは自民党にとって悪くない。
しかし麻生氏は自分の政権を長期化したいから嫌がる。
この構図は相変わらずだと思う。


小沢一郎のスキャンダル(といっても、言いがかりに近かったが)
を目にしても、やはり麻生氏は選挙に踏み切ろうとしないだろう。


では自民党から「解散圧力」は強まるか。
これがさにあらず、という気がする。

小沢秘書逮捕の件だが。
漆間氏の言動などからするに、私はやはり、
官邸から検察への有形無形の影響力は行使されたのではないか、と思う。

仮にそうであれば、自民党といえども麻生氏に逆らえば、
二階氏の如く危ない。

また、自民党議員については捜査させないとあれば、
「なぜ自民党はスルーか」という疑念をかわせず、
これは自民党のダメージになる。



そうでないとしても、
検察は「国策捜査」と思われたくないがために、
自民党の議員に捜査の手を伸ばさざるを得ない。

また、自民党議員については捜査しないとあれば、
「なぜ自民党はスルーか」という疑念をかわせず、
これは自民党のダメージになる。


どちらにせよ自民党にとって危険な時間が待っている。

自民党議員の疑惑追及が本格化する恐れがあるのであれば、
小沢氏のことはもはや対岸の火事ではなく、
チャンスだといって選挙に打って出ることもできない。

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では予算が通った後あたり、「麻生おろし」はあるのか。
これがまた微妙である。

いま首相の座はキングメーカー・森氏しだいという状況だが、
森氏にしても麻生を降ろしたあとの展望が描けているのかどうか。

総合的に考えて、麻生氏は降ろされない可能性が上がってきた、と思う。

首相を変えたら解散しろ解散しろの大合唱になる。

しかし先ほど述べたように、
選挙に踏み切るにはなかなか危険な要素が増えてきて、難しい。

総理に誰かを立てて選挙の顔とし、
下野覚悟で選挙に踏み切ることを森氏は決断できるだろうか。
これは疑問がある。

かといって麻生氏を変えなければ、
選挙がないままズルズルと春、そして夏を越すだろう。

苦し紛れに内閣改造などを行うかもしれない。
大臣のなり手がいないから、やめたほうがいいと思うが。

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話がゴチャゴチャしてきたので私の予想をまとめると、

たぶん今やってる件は「国策捜査」の側面が多少はあったのだろう。
その上で、二階氏か誰かは、自民党側からの生贄として捜査の対象になるだろう。

そして、麻生氏は結局総理の座を降りず、秋まで選挙はない。

こう予測しておく。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。

今回の予想はあまり自信がない。不確定要素が多い。

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私がこうすべきだと思う、という展開も書いておく。


まず政治とカネの問題はできるだけ触れない方向に持っていく。
これ以上やっても自民党の有利にはならないと思う。

予算が通った後、首相を与謝野氏に交替する。
組閣は、麻生内閣の大臣をそのまま使う。
あの総裁選の全国ドサ廻りはせず、議員だけで投票して速やかに決める。

そしてすぐに選挙を行い、敗北する。野党になる。

しばらくの後、石破茂氏を総裁に担いで、政策能力の向上に努める・・・

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まあ、たぶん実際には石破氏は選ばれないだろうが。
石破氏を推したのは第二派閥津島派の所属であり、
そこそこの党内基盤があるということと、
自民党の中では政策に詳しいということである。

何らの華もないが、国民人気だけで頭を選んでいては、
いわゆる「政策担当能力」は身についていかないと思う。

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posted by socialist at 03:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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