2009年03月31日

鳩山由紀夫の覚悟が小沢一郎を守る

よい文章なので紹介しよう。

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2009/03/28 鳩山由紀夫メールマガジン391
http://archive.mag2.com/0000074979/20090328014431000.html

みなさん、こんにちは。

 小沢代表の大久保秘書が政治資金規正法の虚偽記載容疑で起訴されました。
そのことが検察によって伝えられた24日の夕刻、小沢代表は緊急招集した役
員会と常任幹事会で次のような説明を行ないました。

 大久保秘書の逮捕から三週間、自分自身が大きな罪を犯したかのような報道
がなされている。しかし、自分は決してそんな行為を行なっていない。皮肉な
ことにそのことは容疑が大久保秘書に対する虚偽記載による起訴しか出てこな
かったことで明らかになった。この間、ご心配をかけたことを心からお詫びし
たい。起訴も政治資金規正法に関する認識の差で、私は今でも彼が法令違反を
したとは思っていない。自分は代表の座に恋々とするつもりはない。しかし、
官僚主権を打破するために、今ここで検察官僚に屈するわけにはいかないと思
い、続けて職務を行ないたいと思うが、その判断は皆さんに身を委ねたい。

 この発言を受けて、民主党は役員会及び常任幹事会で意見を求め、小沢代表
続投を機関として決定し、27日に全議員にも了解を得たところです。小沢続
投に関しては、皆さんはきっと厳しいご意見をお持ちではないかと思います。
確かに、企業側から代表への献金額が大きいですし、常識的に、逮捕・起訴と
聞けば、何か悪いことを行なったに違いないと考えるほうが自然です。民主党
のリスクマネジメントとしても、政権交代のためには、マイナス要因は早く減
らしたほうがよいと考えるのも自然です。多分小沢代表自身も、辞めたほうが
ずっと簡単だと思ったに違いありません。

 それにもかかわらず、私たちが小沢代表続投を決めたのは、田原総一朗さん
が「検察の大敗北」と述べた程度の容疑であること、しかも、無罪になる可能
性がかなり高いこと、したがって、もし小沢代表が続投を希望するならば、辞
任を求めるべきではないからです。さらには、霞ヶ関解体には霞ヶ関を知り尽
くした小沢一郎という人物が欠かせないことです。民主党は単に政権交代が目
標ではありません。政権交代をしてからが勝負なのです。

 ところで、NHKなどが大久保氏の起訴直後から、彼が政治資金規正法違反
にかかわる起訴事実について、その大筋を認めているなどの報道がなされてい
ますが、それは事実と全く異なります。無実だと信じている人間が容疑を認め
るなどありえないことです。このような誤解に基づく報道がなされることで、
国民の皆さんがかたよった判断に傾くことは容易に推察されます。それは大変
に迷惑です。検察官僚の度重なるリークによる情報操作に安易に協力すること
といい、報道機関は公平公正な立場から、客観的な報道を行なって頂かなけれ
ば困ります。

 また、政治資金収支報告書には寄付行為をした人の名前を書くことが義務付
けられていて、その人が誰か他の者、例えば西松建設が出した資金によって寄
付していたとしても、そのことの記載は不要なのです。即ち、西松建設が資金
の拠出者であることを小沢事務所側が認識していたとしても、それだけでは違
反とはならないのです。小沢事務所側が西松建設からの資金であることを認識
していたか否かが犯罪を構成するか否かであるかのように盛んに報道されてい
ますが、それは問題ではないのです。さらに言えば、西松側の二つの政治団体
があたかもダミーで、実態のない団体の如くに書かれていますが、事務所もあ
り人もいる団体で、ダミーではないのです。このように、極めて意図的な検察
官僚の報道が国民の意識を誘導している可能性が高く、小沢代表側を不利に追
い込んでいるのは紛れもない事実です。私たちはこのような不条理とも戦わね
ばなりません。重い十字架を背負った戦いになりました。

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> ところで、NHKなどが大久保氏の起訴直後から、彼が政治資金規正法違反
>にかかわる起訴事実について、その大筋を認めているなどの報道がなされてい
>ますが、それは事実と全く異なります。無実だと信じている人間が容疑を認め
>るなどありえないことです。このような誤解に基づく報道がなされることで、
>国民の皆さんがかたよった判断に傾くことは容易に推察されます。それは大変
>に迷惑です。検察官僚の度重なるリークによる情報操作に安易に協力すること
>といい、報道機関は公平公正な立場から、客観的な報道を行なって頂かなけれ
>ば困ります。

この件は本当に深刻と言うか、
ジャーナリズムという観点から見れば由々しき問題であって、
そのうちまた取り上げたい。

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もうひとつ、今度はニュース記事を紹介する。

衆院選前再び判断 小沢氏進退 鳩山氏『自身も連帯責任』
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009033002000068.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は二十九日のテレビ朝日の報道番組で、西松建設の巨額献金事件で秘書が起訴された小沢一郎代表が、衆院選の直前に政権交代の可能性を見極めた上で、あらためて進退を判断するとの見通しを示した。

 小沢氏が辞任した場合は「執行部は小沢代表でいこうと党議で決めた。当然、共同責任だ。幹事長は最も重い連帯責任だ」と述べ、自身も幹事長職から退く意向を示した。

 鳩山氏は番組後、記者団に、二十六日に小沢氏と会った際に「代表が続投を決断した以上、しっかり支えます。ただ、国民がこの執行部では政権交代は難しいと判断した時には、お互いに責任を取りましょう」と進言したことを明らかにした。小沢氏は「分かった」と応じたという。

 鳩山氏は小沢氏の説明責任に関連し、調査委員会の設置を検討する考えを示した。「国民に納得いただける形で収支報告を説明する必要がある」とした。

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菅・鳩山のうち、今回菅は小沢とある程度距離を置き、
鳩山が小沢を守るという役割分担があるように思われるが、
ここで鳩山のファインプレーが飛び出したと思う。

小沢が降ろされるなら鳩山も降りる。身を挺して小沢を守る格好だ。
もはや小沢で政権交代しかないと思い定め、覚悟を決めたということだろう。

以前に比べても、この人は政治家として驚くほど貫禄を増したと思う。


民主党内の誰にとっても、
小沢グループと鳩山グループを両方敵に回して
民主党内の権力を奪うのは不可能であり、
もはや「小沢おろし」は不可能になったといえよう。


議員が選挙区に帰って地元の意見を聞く週末を過ぎ、
世論調査がある程度出そろい、千葉知事選で負けても、
小沢おろしの声は広がっていない。

鳩山の覚悟が党内を鎮静化させたと見るのは的外れであろうか。

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posted by socialist at 00:37| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
検察が勝手に政治資金規正法の条文を書き加えない限り、有罪になることはないと私も思います。
Posted by 源次郎 at 2009年03月31日 07:36
その通りです。
よしんば検察が裁判闘争に踏み切ったとしても、
公判維持が可能なのかどうか疑問に思われるところです。
Posted by socialist at 2009年04月21日 23:31
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