2009年05月02日

歩み寄るということ

民主修正案、容認できず=海賊対策で−社民・国民新
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009042000799

 社民党の重野安正、国民新党の亀井久興両幹事長は20日、民主党がまとめた、海賊対処本部の設置を柱とする海賊対処法案の修正案をそろって批判、共同提案には応じられないとの考えを示した。
 重野氏は「(民主党案は)表向きは海上保安庁で(海賊対策を)やると言いながら、実態は自衛隊が前面に出るという内容で、到底容認できない。修正に乗れと言ったってちょっと難しい」と指摘。亀井氏も「恒久法にすることに危ういものを感じる。時限立法にしなければ容認できない」と強調した。両氏は、海保の巡視船「しきしま」が停泊する横浜市の海上防災基地を視察した後、記者団に語った。
 国民新党は、同法案の時限立法化などを盛り込んだ独自の修正案を取りまとめる方針だ。
 一方、共産党の市田忠義書記局長は20日の記者会見で、民主党の修正案について「憲法9条に明白に違反するという点で、自民党(政府)案と基本的に変わりはない」と述べ、反対する考えを示した。(了)
(2009/04/20-20:03)

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さて、何度か書かせて頂いたと思うが、
私の立場としては社民党を主として支持しているが、
自公政権の打倒が重要との立場から、民主党にも大いなる期待をかけている。


であるから、社民党と民主党が協力関係を断絶させない程度に、
社民党が民主党に対して物を言う関係を維持しながら、
政権交代を成し遂げて頂きたいと考えている。


この記事の件でいえば、私としては重野安正氏の指摘はもっともであると思う。

また国民新党に対しても畏敬の念を抱かざるを得ない。
社民党と歩調を合わせることが民主党への交渉力を強めるということを正しく認識した、
国民新党の恐ろしいほどの柔軟性、政局上手さには驚かされる。




ただ、与党サイドとしては、
「外交・安保面で足並みの揃わぬ野党連合」という
印象を煽るネガティブキャンペーンを張ってくるであろう。

外交というのは勿論どうでもいい政策分野とは決していえない。
しかし、今日明日を争うような喫緊の課題ではない。
むしろじっくりと腰を据えた議論がなされるべきであろう。

また、多くの人々にとっては、
目の前の経済、日々の暮らしよりも優先されるファーストイシューにはなりえない。

ここは社民党も民主党に歩み寄り、
民主党も社民党の顔を立てて憲法改正などの論議は封印し、
一致団結して自公政権を打倒し、国民生活の再建に向け闘ってもらいたい。

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かくいう自民党も、
そもそも吉田茂の自由党、鳩山一郎・岸信介の民主党との合同で発足して以来、
タカ派とハト派が混在してきた。

それ以来現在に至るまで、外交安保の分野で一枚岩であったことは決してない。

しかしながら自民党の偉大であるところは、
そのようなことで分裂を起こしたりしないというところである。

むしろ意見の多様性を強みにしたという部分がある。


これからの野党共闘もかくあるべしと思う。
意見の多様性を認めながら、しかし分裂を起こさないということ。

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ただ長期的には、外交安保の分野において、

ある程度の現実性を備えながら、
いわゆる「左」の人々が乗れるグランドストラテジーを
構想しなければならないだろう。

それをまとめることは難しいが、
リベラル派の政権を構想するならばある程度考えなければいけない。


憲法9条の維持は絶対の条件となるであろう。
左派と呼ばれる人々がここを譲ることはない。

自衛隊の海外派遣については消極的に、ということになるだろう。


在日米軍の規模、
そして自衛隊の規模については検討が必要となるであろう。


私自身についていえば、
沖縄など基地所在地の負担に思いを馳せるならば、
在日米軍の役割は漸進的に縮小させていくべきだと思う。

ただ、軍備がなくても我が国の安全保障に問題がないと
いうような意見には私は与しない。

必要最小限の自衛隊戦力は保持するべきであろうし、
在日米軍縮小の場合、もしかしたら自衛隊の規模が
ある程度拡大するということになるかもしれないが、
それはやむをえまいかと思う。

左派がそれに乗れるかどうかというのは難しいところだが。


まあ、私の意見が全てではない。
いずれにせよ「他者の意見への歩み寄り」をキーワードに、
保守側に対抗できる論陣を構築していかねばなるまい。

これは行われるとしても、数年がかりの論議になるであろう。

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歩み寄りといえば、
政権交代を支持するブログの中においても、
「小沢続投派」と「小沢辞任派」の対立が生じているようである。


もちろん議論百出は良いことであると思う。

しかしせっかく「政権交代」という志を同じくしているのに、
感情的な対立が発生してくるようになればもったいなきことである。


政権交代支持のブログの、
第一の使命は自民党公明党の政治を批判し、野党陣営を応援すること、
その力ごくわずかであろうとも、自公政権STOPの世論を喚起することではないか。

野党陣営内での路線対立は得るところが乏しい。
また、ブログが民主党の党内政局に与える影響も極めて少ない。


私自身は小沢続投を支持する側であるが、
仮に小沢氏が辞任するようなことになったとしても、
民主党と社民党の協力関係が壊れない限りにおいて、
必ず野党陣営を応援する。


政権交代のためにという観点から「小沢辞任」を唱える人々も、
民主党の党内政局に関わらず、野党陣営を応援することが第一ということを忘れないでほしいと思う。

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posted by socialist at 01:06 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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