2009年05月11日

小沢辞任についての分析および愚見

民主・小沢代表、辞任の意向
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000577-san-pol

----

小沢を下ろしてはいけない理由
http://apc-st.seesaa.net/article/116377018.html

私は6つの理由から小沢続投論を唱えてきた。
それだけに、残念である。

国策捜査に屈したことになるし、
それが「成功」を収めたのだからまた「次」がないとは決して言えない。

また、都合が悪くなったら頭を挿げ替ええればよいというのも、
何か違う気がするのだが・・・

それにこれで民主党が勝っても、
前原、野田、仙谷らの面々が殊勲者になってしまい要職に就くであろう。
私はそれでも社民・民主の共闘が続く限り(続かないかもしれないが・・・)、
政権交代を支持するけれども、
しかし前原や野田の主導する新政権というのはあまり愉快ではない。

----

いま小沢の辞任は実現したというわけであるが、
しかし、このタイミングはいかがなものであろうか。

党首討論を控えての辞任表明というのは、いかにも間が悪く、
たとえば、「党首討論で西松問題を話題にされるのが嫌で逃げた」
などとのネガティブキャンペーンの標的になるリスクは容易に想像がつく。

また、予算審議もまだ途上にあり、
解散の時期がいつになるかはっきりしてきたわけでもない。


おそらくは世論調査が影響したのであろうが、
小沢にとって不本意な、戦略的ではない辞任劇となったとはいえよう。

----

今後の関心事項としては、3つある。


ひとつは民主党の支持率である。小沢辞任がどう影響するのか。

後任が誰かにもよるが、おそらく都市部の支持率は上がるであろう。
しかし一方で小沢が切り開いた地方農村部の支持基盤がどうなるか。

これは総合的に見てみなければいけない。


ふたつめは、民主党の党内政局である。

なさそうなことだが、党内の反主流派(反小沢派)によって、
小沢が引きずり降ろされたということであれば、
内紛と言わねばならず事態は風雲急を告げる。

そうではないとしても、
世論の風向きが悪く小沢が「プッツン」したとも考えられる。
小沢や小沢派の議員が民主党のため今後も働いてくれるのかどうか、
これは少し注意して見ていかなければならないだろう。


当然、次期代表は誰になるのかということも重要になる。
代表選をやっている時間があるかどうかわからないが、
いずれにせよ結束が保てる形で代表職の移行が行われなければならない。


私個人としては菅が望ましいが、
党内での人望という点ではやや難があるか。

若くやや頼りないが、イメージ一新に期待し、
思い切って長妻や馬淵を立てるという話もあるだろう。

私自身の好みではないが、可能性が高いのはやはり岡田であろうか。
野党共闘の行方が懸念されるが。

「反小沢」の人々が代表になるなら私にとって不愉快な未来図だが、
もしかすると、野田あたりになるかもしれない。

見守らざるを得ない。


みっつめは、与党側の出方である。

外交日程など色々入っているとはいえ、
仮に民主党側が弱ってきたとみれば、
乾坤一擲、解散に打って出て大逆転を狙うということも考えられる。

----

総合的にはまだ分からないことが多い。

ただ小沢が辞めるにしてもまったくタイミングが悪い。
私の見立てでは、政権交代の可能性は50%以下に低下した、
ということは言えると思う。


ただ、ネット上の民主党支持者の中にも自暴自棄となる人が散見されるが、
そういった投げやりな態度はそれこそ与党サイドの思うつぼである。


植草一秀氏は説く。
「まずは、記者会見を聞いて、事実を正確に把握しなければならない」
「本格的政権交代実現を成就するには激しい抵抗を克服しなければならないことは当然だ。したたかに、そして、しなやかに戦略を構築することが求められる。」

けだしその通りであろう。

事態は厳しいが冷静に状況を見守るべきである。

----

小沢の記者会見が17:00頃より行われる。
関心のある方はご覧になるべきであろう。

http://www.dpj.or.jp/news/?num=15895

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 16:37 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。