2009年06月24日

「東国原総裁」に思う

自民 東国原氏の“起爆力”期待
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090623122.html

 自民党の古賀誠選対委員長による異例の「現職知事への立候補要請」は、知名度の高い東国原英夫宮崎県知事の“起爆力”に頼らざるを得ない自民党の苦境の表れだ。橋下徹大阪府知事や森田健作千葉県知事にも衆院選での支援を要請したい考えだが、実現したとしても効果は見通せない。

 日本遺族会会長の古賀氏に対し、東国原氏は「次期総裁候補要求」という高いハードルを突き付け、出馬要請を事実上拒否したようにも見える。ただ東国原氏の実際の問いは「(自分を)次期総裁候補として衆院選を戦う考えがあるか」であり、党側が「衆院選で当選すれば当然、総裁候補の1人だ」と回答すれば条件はクリアできるとの見方もある。

 古賀氏は例年、沖縄慰霊の日である23日には「沖縄全戦没者追悼式」に出席してきた。今年も当初は出席する予定だったが、日程を変更してまでの宮崎入りで、古賀氏周辺は「成算がなければ会わないだろう」と話す。

 最終的には東国原氏が宮崎県内をはじめとする世論の動向を見ながら判断するとみられ、自民党幹部も「観戦しているうちに参戦になるかもしれない」と期待する。

 一方、東国原氏の「総裁要求」には党内に反発があるのも事実だ。大島理森国対委員長は国会内で記者団に「どういう県政のマニフェストを言っているか知らないが、国政での努力、経験、識見を踏まえ発言すべきだ」と不快感を表明した。

 古賀氏の行動にも「お笑い芸人(出身者)に自民党が笑われた」(幹部)と批判があり、党内の混乱につながる可能性もある。

----

もはや八方ふさがりの感がある自由民主党。
タレント知事の人気にすがって何とか票を取ろうとするのも、
理解できないことではない。

ただ、一議員としてではなくて、
「総裁」のイスとなればそう簡単に渡すわけにはいくまい。
とても飲めるはずがない、という条件である。


総裁のイスを要求した東国原氏の真意は、
おそらく「体のいいお断り」であろう。

むしろ、こんな要件を真剣に受け止めて党に持ち帰った
古賀誠氏の判断が誤っていると、私は思う。

本来なら、東国原氏の真意を汲んで擁立を断念するか、
総裁や大臣は無理だと即答し、それでも何とか立候補を頼むか、
あるいは失礼だと席を蹴るか、いずれかであろう。


それを古賀氏は下手に出すぎてしまった。
まさか東国原総裁は実現すまいが、
それにしても、自由民主党の総裁ポストの根はあまりに安くなった。

古賀氏は浮足立ちすぎている。

もう一つ指摘したいのは、
東国原氏のために、「沖縄全戦没者追悼式」をパスしてしまい、
周辺もそれをわざわざマスコミにしゃべってしまったことである。

それだけ、東国原氏を重んじているとアピールしたかったのだろうが、
東国原人気にすがるあまり、沖縄を軽んじてしまっている。

左右いずれの立場を取るにせよ、
この類の行事を軽視すると取られては損の方が多かろう。
こと、九州や沖縄にはそれで動く票も少なくないと思う。



また、自民党の議員には、東国原氏の要求に怒る人もいるが、
その反応もいかがなものか。

先日鳩山邦夫氏が総務大臣を罷免される騒動の際、
鳩山由紀夫民主党代表が「弟は民主党代表ポストを要求した」と話した。
これもまた「民主党には行きませんよ」という意思表示であり、
だれも「鳩山邦夫代表」を真実味のある話として怒りはしなかった。


客観的に、「鳩山邦夫民主党代表」よりも
「東国原自民党総裁」の方がよほど無理筋であるのだが、
なんとなく、後者の方が真剣に捉えられてしまうことに
自民党の苦境を見て取ることができる。


もしかして、今の自民党なら東国原を担ぐこともありうるのではないか。

内部の人間ですら、かすかにそのような思いがよぎる。
非常に苦しい状態である。

----

もしかして、自民党は野党として捲土重来を期することすらできないのではないか。
このまま、崩壊への一途をたどるのではないか。

最近そのような思いを強くしている。

そうであるとすれば、民主党一党優位になり、
民主党は社民党を無視しても全く問題なくなる。
これは愉快な未来図ではない。


また、かつて栄光を誇った自民党がここまで落ちぶれるというのは、
イデオロギーは抜きにしてさびしいことである。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 05:16 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。