2009年07月01日

政権交代は常態化しなければならない

【故人献金】鳩山会見(1)「事実でない記載あった」 (1/5ページ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090630/stt0906302007014-n1.htm

とりあえず、この問題に対しては、
鳩山氏の事後の対応は悪くないものだと評価はしたい。

西松問題における小沢氏以上に、積極的に説明をしていこうとの意欲がある。


また、弁護士を同席させ、いくつかの細かい点について代理で説明させたのも、
いいアイデアであったと思う。
これでは、マスコミによるつるしあげはできない。


とはいえ、傷は傷である。
まだ事態の全容解明とは言えず、
マスコミの辛辣な論調もやむを得ない。

企業献金より個人献金だという民主党の主張の
輝きをいくらか失わせてしまう事件であり、残念である。

積極的な説明による信頼回復を望みたい。
小沢氏の二の舞になってはいけない。


一方、自民党も与謝野氏などにスキャンダルが噴出している。
また、東国原氏の騒動によって評判を落としている。

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政治は綺麗事ではなく権力闘争であり、
「勝てば官軍」であるという側面はある。
というよりも、その部分を強調していきたいのが当ブログの立場である。

さはさりながら、「政治」全体の評判が落ちるような流れは、できれば望ましくない。

なぜなら、「政治」全体の信頼が落ちた時、
それは官僚支配の肯定、あるいは民主政治の否定に繋がってしまうからである。

戦前の軍部の台頭の陰には、政争を繰り返す政党政治の否定があった。
経済情勢も深刻な今、民主政治が絶対に安泰であるとは言えない。

ネガティブキャンペーンをし合うような政争の仕方は、
時にはやむを得ないと思うが、できれば避けた方がいい。

ただ、繰り返すが綺麗事では政権を取ること、守ることはできない。

政治家としては単に「ネガキャンは良くないと思います」と言われても、
それを自制し、選挙に負けるという選択は、むしろ愚かなものである。

また、ただ倫理の面のみから「クリーンであれ」と政治家に説いても効果はなかろう。

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であるからこそ、「政権交代」が必要なのである。
いきなりの論理の飛躍、と思われるかもしれないが、私はそう考える。

結局のところ、「完全にクリーンな政治」は不可能である。
ただ、多少それに近い政治を目指すには、政権交代が常態化していることは重要であろう。

ジョン・アクトンも「権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する」という。
利権が固定化しないようにすることが肝要である。

さらに、クリーンな政治という意味でも、また政策的にも、
いつでも政権を狙える野党により厳しく与党が監視されており、
与党が弛緩しないようにすることは重要である。


また、政権が行き詰った時、腐敗した時、
常に「スペア」が存在し、取り換えればいいのだ、という状況が存在すれば、
政治への信頼もいくらか高まるであろう。アメリカのオバマ政権を見よ。


ネガティブキャンペーンについては政権交代で防ぐことはできないであろう。
それはやむを得ない。

ただ、政権交代が常態化していれば、
与党がその権力を背景にあまり汚い政争を仕掛けることは自制されるであろう。
下野後に同様の仕打ちをやり返されるからである。


以上のことから、政権交代が常態化していることは重要なのである。

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確かなことは決して言えないが、
おそらく次の選挙で政権交代があるであろう。

ただ、民主党の永久政権になっては意味がない。

その点から言えば、
政権をうかがう野党としての自民党の責任は大きい。

ただ今の自民党にその責任を果たせるかどうか、
いくらか心配になってしまう点がある。


まず一つは、政策的に、小さなニッチに入ってしまいそうだということ。
例えば右派的な外交防衛政策、日教組や在日外国人へのヘイトスピーチ。
いま、自民党の一部にはこのようなことを売りにする向きがあるが、
このような路線では万年野党として定着しかねない。

もう一つは、かなりダーティなやり方で政争を仕掛けていること。
マスコミを巻き込んだネガティブキャンペーンや、いわゆる国策捜査。
このようなことをすれば、いずれ同じ目にあうのであって、
下野後を考えていない、悪い意味での「背水の陣」となっている。

他にも、野党に落ちた場合の懸念材料は数多い。
過去の日記を参照して頂きたい。
http://apc-st.seesaa.net/article/115031149.html


さまざまな苦難を乗り越えなければ、自民党再生はない。
私は左派ながら自民党の再生を願ってきたが、最近は諦めの境地に入りつつある。

ただ、自民党の再生のためにはどうすればいいか、いずれ書きたいと思う。
それができるかどうかは、別のこととして。

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封建制の時代の政権交代と、
民主政の時代の政権交代は、どういう違いがあるのだろうか。

私が思うに、それは「勝ったり負けたり」だということに尽きる。
「本来」は。

「勝ったり負けたり」、つまり「政権交代」がシステムとして存在し、常態化していること。

それが重要なのだが、我が国の、次の政権交代は、
むしろ封建制の時代の「王朝の交替」に近いものになるのかも知れない。

自民党独裁が滅び、民主党独裁へと。

そうならないためには有力野党が必要である。
自民党がそれを果たせるか。果たせないならば、あるいは民主党の分割を願うか。


とりあえずは民社国連立による政権交代を願うが、
その後のことまでつい考えてしまう。あるいは私は、気が早すぎるのかもしれない。

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posted by socialist at 03:51 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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