2009年03月12日

政局展望:民主党サイド

ブログのエントリを書かず、ある程度時間が経ってしまった。

その間色々とあったことはあった。

先に言えば、現時点での私の見解は、
ここ何日かの情勢の推移を見て楽観論に傾いた。

このまま小沢が代表の座に居座れば、
民主党をはじめとする野党の勝利は十分に可能だと考える。

----

世論調査の結果が各メディアから出された。

当然ながら民主党や小沢に対する好感度は下がった。
一方で検察に対する不信感というのも国民にはある。

世論調査の数字の読み方はさまざまにあろうが、
依然として政権交代の成算は十分にある数字だとは思う。



「検察対小沢」という構図になっているにも関わらず、
今もなお検察側の主張が無批判に垂れ流されていて憤りを覚えるが、
新しい大きな話題は出てこない。

やはり小沢をギルティーとするような証拠はなく、
おそらく検察の勇み足だったのであろうと思う。

また今後の流れも必ずしも民主に向かい風一辺倒ではない。

西松建設から「裏金」を受け取っていたという疑惑があるのは、
二階俊博氏。
詳しくは明日書く予定の「政局展望:自民党サイド」で述べるが、
事実であれば、これは小沢とは比べ物にならないほど悪質である。

そして何より民主党の助けになったのは、漆間巌氏。
「国策捜査」が示唆されるような発言を迂闊にやらかした大間抜け者である。
この人のおかげで自民党と検察には不審の目が向けられ、
民主党は死のとば口から救われたといっていいだろう。

----

この状態であれば小沢と鳩山が突っ張っていれば何とでもなる。
小沢は代表の座に留まるべきであろう。

民主党のイメージの一時的な低下はやむを得ないが、
世論調査の数字に対して党内が過剰に動揺せず、
小沢を支えていけば総選挙での勝利は可能である。

それにしても、ごく一部の跳ねっ返りを除いては、
民主党はいま本当によくまとまっている。感動すら覚える。

----

私の意見としては小沢留任だが、
小沢が辞任することはあるのだろうか。

まず小沢が続投の意向を持っているにも関わらず、
党内から引きずりおろされるケース。
これは考えにくい。党内政局で小沢に勝てる人間はないだろう。


小沢自身が身を引くことはありえなくもない。
小沢は依然として強気の態度を崩さないが、
自らの進退に関してはどうとでも取れるような発言になっている。

あまりにも世論調査が悪くなってくれば、ということだろう。
それはちょっと考えにくいシナリオであるが。

----

小沢が辞任を余儀なくされるような世論には、
恐らくならない、と私は楽観視している。

しかし、もしもということはある。
後任を誰にするかというのは焦点になろう。
自民党よりははるかに候補が豊富でよいが、
だからといって誰でもいいというわけにはいかない。


マスメディアでは後任に岡田氏が取り沙汰されているが、
これは私にとってあまり愉快な未来図ではない。

岡田氏は政策の立案能力、調査能力に関しては有能であろうが、
政局勘、党内の統率力、野党協調の調整力においてははるかに小沢に及ばない。

そもそもマスメディアからプッシュを受けること自体が、
与党サイドから与し易しと思われていることの証左であろう。


もしやむを得ず小沢を降ろすとなれば、
今の段階では菅直人に任せるのが一番よいと私は考えている。

----

しかし、菅直人も次善の策であり、最善は小沢である。

誰に首を挿げ替えたところで状況がいい方向に向かうとは思えない。

小沢はやましいところがあるから降りたのではないかと勘繰られるし、
そうなれば党を挙げて小沢をかばったことが痛手になり、
小沢前代表の件はもうウチは関係ありませんよ、とはならない。
この大事なときにリーダーを変えて足並みが乱れる危険性もある。

様々なことを考えてもやはり小沢留任がいい手段だろう。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

小沢秘書逮捕事件――マスコミ報道に関し思うことなど

本来、小沢の件だけでなく、
「かんぽの宿」疑獄に代表されるもっと重要な問題を
取り上げなければいけないのだと思う。

小沢の件にかまけることで、
そういった問題から目をそらされてしまえば、
まさに小泉・竹中周辺の勢力の思うつぼであろう。


ただ「かんぽの宿」問題は複雑で私の勉強がまだ追いつかない。
わかりやすく整理して論じられるようになれば必ず取り上げたい、
と宣言しつつ、読者の皆様の関心が高い、小沢問題をまた取り上げたい。
ただ、今後は重要な動きがあった場合に絞っていきたいと思う。

小沢秘書逮捕の件に関しては、基本的な構図は固まったといえよう。

----

野党のトップが被害を受けているときに言い出すのはご都合主義だと批判されそうだが、
今回のエントリで事件のニュースを追う前に書いておきたいことがある。

マスコミ報道についてである。
もちろん、今回の件について「偏向報道」が存在しているという意見はあろう。

植草一秀氏「きっこのブログ」様
「カナダde日本語」様「ジョディーは友達」様など、
ブロガー諸氏が、マスコミの偏向について鋭く指摘している。

それらの意見はそれぞれもっともであろうと思うので、
読者の皆様にもぜひリンクをクリックし、参照していただきたい。


ただ今回私が指摘したいのは、今回の件に限ったことではなく、
もっと基本的で、かつ古典的なマスコミ報道の問題である。

マスコミ報道に関し、以前から言われていることがやはり気になって仕方がない。


小沢秘書逮捕の件については度々メディアの報じるところとなっているが、
「・・・ということが、捜査関係者の話で分かった」
という報道の仕方はいかがなものであろうか。

「捜査関係者」というのは「検察」という一当事者、一政府官僚にすぎず、
しかも何とか小沢の疑惑を暴き拘置所に送ってやりたいと望んでいる側である。

それに対して小沢の側はその「捜査関係者」の見解を真っ向から否定している。

その構図の中で、「捜査関係者の話で分かった」と、
「検察側の主張」に過ぎないものを無批判に受け取り、
あたかもそれが真実であるがごとく報道するのは納得しがたいところである。

私は、別に小沢がターゲットになったから言い出したわけではない。

マスコミが政府、警察、大企業等々の見解をそのまま受け取り、
紙面にタレ流すという問題は「発表ジャーナリズム」として批判されていることである。

これを機会にジャーナリズムのあり方を問い直してみてもいいかもしれない。

こう言うと政府・与党支持者の方々は一笑に付すかもしれないが、
その人たちが逆の立場に立たされることも十分ありうる。

小沢にスキャンダルありとはいえ、未だに政権交替の可能性は高い。



もうひとつは「推定無罪」の発想が未だに根付かないことである。

そもそも、人が何らかかの「疑い」で逮捕されただけでは、
犯罪者とは認定されるものではない。

その後調べが行われ、起訴され、裁判になり、
「有罪」が確定した段階で、初めて犯罪者ということになるのである。

マスコミにしろ国民にしろ、「逮捕=犯罪者」という
誤った発想をもとに印象を形成していくところがある。

これも今後の宿題としていかなければいけないであろう。

----

ただ政治の世界は権力闘争であって、
マスコミの方針がどうであろうと、
政治家はそういったことに対して泣き言を言っていてもしょうがない。
利用した者が勝ち、利用し損ねた者は負けである。


いかに正義を語ろうと、政争に負ける政治家は無価値だというのが、
本ブログの執筆に際しての基本的な思想でもあり、
ぜひとも強調しておきたいことである。

----

さてニュースである。

参考人聴取「応じる」=進退は考えず−小沢民主代表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000092-jij-pol

民主党サイドはあくまでも強気である。
というより強気にいかねば、マスコミが「捜査関係者」の話を流す中で、
一方的に印象が悪くなっていくことを避けられない。


対して検察サイドは「捜査関係者の話」「西松建設側の証言」などは出してくるものの、
いまだ確たる証拠と呼ぶことができるようなものはない。

たぶん、確証はなく見切り発車的に逮捕に踏み切ってしまったのだろう。
とはいえ、あることないこと色々な話が出てくるだけで、イメージは悪化する。


基本的な構図は変わらない。
仮に小沢がクロだという証拠が出てくれば小沢はアウト、民主党は大打撃。
出てこずとも、民主党がイメージ悪化に浮き足立って瓦解すればアウト。


すぐに小沢が辞めていれば50点を取れたが、
民主党はもはや100点かそれとも0点か、という状況にある。

民主党支持者にとっては胃の痛い日々がしばらく続くのだろうが、
私のような戦争馬鹿にとってはこれほど面白い状況もめったにない。

----

今回のように、政局が混乱したときこそ政治家の資質が問われる。

与党の政治家であれば、
「政策以外の敵失を鬼の首をとったようにうんぬんするのはみっともない」とした
伊吹文明氏などのコメントが模範解答であると個人的には思う。

冷静さを失って与党政治家がはしゃぎ回ったり、
野党政治家が浮き足立って混乱をあおったりしてはいけない。

----

そう考えれば、この発言はいかがなものであろうか。


違法献金事件、自民に拡大せず=政府高官が見通し(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090306-00000002-jij-pol

<違法献金>東京地検の立件「自民党はない」と政府高官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000146-mai-soci

3月5日23時4分配信 毎日新聞

 政府高官は5日、西松建設の献金事件に関して、「この件で(東京地検が)自民党の方までやることはないと思う」と述べ、自民党関係者の立件には踏み込まないとの見通しを示した。政治家が絡む事件で、政府高官が捜査の見通しについて言及するのは極めて異例。

 西松建設側からの献金やパーティー券の購入など資金提供先には、自民党の森喜朗元首相、尾身幸次元財務相、二階俊博経済産業相、加納時男副国土交通相、山口俊一首相補佐官らが含まれている。

 高官は「自民党の方は金額が違いますから。西松からの献金という認識があったというのは難しいと思う。(小沢一郎民主党代表の件は請求書や領収書などの物証だけで)やっているんじゃないでしょう」とも述べた。

----

「政府高官」というのは通例として、内閣官房副長官を意味する。

おそらく元警察庁長官の漆間巌氏であろうが、
なにを根拠に、自民党に波及しないと言い切れたものなのか。
金額が安いから西松からの献金だと認識しなかった、というのは無理がある。


国策捜査だとかいやそうではないとか議論が盛り上がっているが、
真相がどうであったにせよ、
「政府高官」の発言は疑いを深めるような結果を生むものである。

こういった発言を軽々しくするのは、政治の世界では稚拙であろう。

----

私はこの行動もいかがなものかと思うのだが・・・

<自民党>「西松」パーティー券代返還へ 二階派838万円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000062-mai-pol

3月5日13時6分配信 毎日新聞

 自民党二階派は5日昼の派閥例会で、二階俊博経済産業相が代表を務める政治団体「新しい波」が準大手ゼネコン「西松建設」OBによる二つの政治団体からパーティー券代として受け取った計838万円を返金することを決めた。両団体はすでに解散しているため、返還方法を弁護士らと相談する。

 同派の泉信也元国家公安委員長は「手続きに瑕疵(かし)はなく、西松建設との関係も知らなかったが、道義的観点から返還を決めた」と記者団に説明した。【高本耕太】

----

お金を返したからといって罪がなくなるわけでもないし、
お金を返さないからといって罪になるわけでもない。

こういうことでニュースに載ると、
自分の身が危ないからドタバタ責任逃れをしているような印象になる。

何もしなければ記事にもならないわけだから、
黙って持っておいてもいいように思うのだが、そういうわけのものでもないのだろうか?

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西松建設問題:鳩山由紀夫氏のコメント

民主党鳩山由紀夫幹事長のメールマガジンを転載する。
これが、今のところ民主党の公式見解のようなものだろう。
私自身もある程度は同意するところである。


┏━【 鳩山由紀夫のメッセージ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

みなさん、こんにちは。

 それは正に青天の霹靂でした。みなさんご案内の通り、小沢代表の第一秘書
の大久保隆規氏が政治資金規正法違反の容疑で逮捕されました。西松建設に関
わるふたつの政治団体から小沢代表の資金管理団体「陸山会」への献金が、事
実上西松建設からの献金であるにもかかわらず、ふたつの政治団体からもらっ
たように虚偽記載を行なったのではないかとの容疑です。このことによって、
麻生政権に失望し、民主党への政権交代を期待して辛抱強くご支援くださって
いる多くの方々にご心配をお掛けしてしまいましたことを、率直にお詫びいた
します。

 しかし、この逮捕はおかしなことづくめです。従来、このような政治資金規
正法の形式的な違反が疑われる問題に関しては行政指導で済ましてきました。
つまり、修正申告を行なうか、献金の返却などを行なうことによって事足りて
いたのです。この程度の疑いで強制捜査が入り、しかも会計責任者が逮捕され
るなどということは過去に例がありません。実際、西松建設がらみのふたつの
政治団体から自らの政治団体に献金を受けた議員は、小沢代表のほかに自民党
などにもいるのですが、彼らは口を揃えて、「適正に処理をしている」とか、
「返金する」とか述べて、逃れようとしています。小沢代表と他の議員との間
に献金額の大きさに相違はありますが、罪に問われるか否かは額の多寡による
ものではありません。なぜ、選挙を控えた今、民主党の小沢代表の秘書だけが
逮捕されたのでしょうか。

 私たち民主党は、政治資金の透明化と規正の強化を基本政策としていますの
で、法令に違反があれば、司法が厳しく取り締まるのは当然で、いたずらに検
察批判をするつもりはありません。しかしながら、政治資金の収支、即ち、お
金の出し入れについて、最も厳しく律して、全てを公開してきた小沢代表の事
務所だけが狙われたことに、政治的な意図があるのではないかと疑うのは私だ
けではないと思うのです。

 この事件の翌日、小沢代表は記者会見を行ないました。TVで実況中継され
ましたので、ご覧になった方も多いと存じますが、傍で聞いていた者として、
小沢代表は極めて真剣に丁寧に質問に答えていましたし、その態度には「自分
は潔白である」との自信が漲っていました。小沢代表は「もし、便宜を図った
見返りで利益を得た、収賄をしたと言うのなら、容疑をかけられても仕方がな
いが、そのような事実は一切ない」とも明言しました。

 岩手県のダムや空港が取りざたされていますが、西松建設側が小沢事務所に
仕事の受注の協力を期待したとしても、小沢事務所が便宜供与していない以上
何の問題も生じません。そもそも、西松建設からの献金と分かっていたなら、
政党支部で受け取れば何の違法性もないのですから、政党支部で受けていたに
違いないのです。それを、敢えて資金管理団体で受けたということは、西松建
設からの直接の献金と認識していなかったに相違ないのです。民主党役員会は
小沢代表のそのような説明に納得し、党としてこの不条理な事態に一致して対
処していくことを決めました。

 検察も強制捜査、逮捕という強硬手段をとった以上、大久保容疑者の起訴に
向けて、全力を挙げてくるでしょう。既に、「リーク」と思われる情報操作が
盛んに行なわれています。私どもはこのようなやり方、即ちリーク自体が、立
場上知りえた情報を漏らしてはならないという国家公務員法違反ではないかと
考えますが、いずれにしても、官僚主導の政治を打破する直前に、このような
事態になったことを深刻に捉えて、国民のみなさんの気持ちを大事にしながら
問題の解決に当たってまいりますことを誓います。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

民主党の連勝がもたらすインパクト――柳井市長選挙と山口県議会議員補欠選挙

まあこの件はいいかなと思っていたが、
敬愛する平岡秀夫議員が取り上げたので紹介する。

先だって行われた、柳井市長選挙と山口県議会議員補欠選挙の件である。
全国でも最強に近い保守地盤の山口の選挙で、民主党がまさかの連勝。


私は最近「麻生太郎よ、そろそろ諦めよ」と題し、
国民の支持の無い麻生氏が政権に居座ることによって、
地方選挙で自民党が敗北、地方組織に悪影響を及ぼしていることを指摘したが、
今回の選挙はまさにその極めつけといえる結果になった。

そのことが逆に国政選挙にも影響するわけで、
自民党は悪循環にはまりこんでいるわけである。

----

柳井市長選、県議補選で衝撃
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20090303-OYT8T00165.htm

民主「総選挙に勢い」自民「2区へ影響大」
 1日に投開票された柳井市長選と県議同市区補欠選挙(被選挙数1)で、民主党系の候補が相次いで勝利した。同党県連は「次期衆院選へ追い風になる」と勢いづく一方で、自民党側では前県連幹事長と公認候補の敗北に大きな衝撃が走った。

 「これ以上の喜びはない。保守地盤の強い柳井市で議席を獲得でき、歴史的1ページが開かれた」。民主党県連の平岡秀夫代表(衆院山口2区)は2日、両選挙をこう総括した。

 昨年4月の衆院山口2区補欠選挙で、平岡氏は自民党新人・山本繁太郎氏に快勝した。だが、民主党県連の組織力は弱く、地方議員拡充などが長年の課題だ。今回の勝利について、県連の西嶋裕作幹事長は「地方基盤を拡大するのに大きい」と分析する。

 西嶋幹事長は9月までに行われる総選挙に関しても、「2区は当然だが、県内4選挙区すべてにインパクトを与える。国民が政治を変えようとの意思が表れる選挙になる」と自信を見せた。

 「我々にはよく分からないが、現実には(民主党への)風が吹いた。大変、驚くとともに、大きな衝撃を感じている」。自民党県連の石崎幸亮幹事長がそう振り返るように、同党のショックは一夜明けても続いた。

 柳井市は、山口2区に立候補を予定する山本氏の出身地。自民党に逆風となった昨年の補選でも、山本氏の得票が平岡氏を上回った市町の一つだ。石崎幹事長は「県全体には及ばないと思うが、2区への影響は大きい」と話す。

 山本氏も「麻生内閣への国民的な批判が重く影響していることを実感した。結果を良く分析し、総選挙に向け、態勢を立て直したい」と述べた。

(2009年3月3日 読売新聞)

----

市長選よりも県議補選のほうがインパクトが大きいとする、
平岡議員の分析は的確と思うのでぜひお読みいただきたい。

柳井市長選と県議補選
http://ameblo.jp/hideoh29/entry-10218563666.html

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 13:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

引き続き、小沢秘書逮捕の一件

激震から二夜明け、早くも政局の基本的な構図は見えつつある。

植草氏に加え天木直人氏宮崎信行氏等数々のブロガーが、
検察不信の方向性を明らかにしている。
政権交代支持派は誰しも小沢と一蓮托生、それが二大政党制である。


さて、国策捜査なのか検察の暴走なのかそのどちらでもないのか、
ひとまずそれは分からないが、少なくとも今のところ、
一般メディアでも「検察=100%善」という報道はあまりされていないように思われる。

それは検察にとって誤算、小沢および民主党にとっては僥倖であるといえよう。


今後、当面の焦点は、
大久保秘書または小沢の主張を決定的に崩す証拠が見つかるか、
ということになるだろう。

いま、小沢側から西松建設向けに「請求書」が出されていたとの報道があるが、
私はこれはにわかには信じがたいように思われる。
政治献金をもらう時に請求書を出すなど聞いたことはないし、
小沢の秘書ともあろう者が、犯罪の証拠をわざわざ好き好んで残すものだろうか。


いずれにせよ決定的な証拠が上がるか、大久保秘書が犯罪を認めれば、
小沢辞任のうえ、民主党は危機に追いやられることになる。
その場合世論の動向と党の結束がどうなるかということがポイントになるだろう。



逆に証拠が上がらず、このままの情勢でダラダラと経過することになれば、
小沢と民主党は危機を脱することになると言っていいだろう。
それと同時に、無実の罪で小沢だけを狙い撃ちした検察への不信は増大する。

ただ当分の間、検察から色々な情報がマスコミに流されたり、
捜査の進展具合が逐一報じられたりするだろう。
そのたびに小沢のイメージが低下することは避けられないが、
これは徹底抗戦の路線を選択した以上、やむを得ないことであろう。

それへの対処としては鳩山幹事長あたりが、
検察の捜査の不当性を声高らかに糾弾し続けるしかない。
まあ大政党の幹部の行動としては、一般人に対して印象のよいことではなかろうが、
事ここに至ってはやむを得ないであろう。
ただもちろん「小沢がクロであった場合」のリスクも大きい。


私は今のところ、これはちょっと検察の勇み足で、
一気に秘書を逮捕できるほどのケースではなかったのではないか、
という気がするが、まあ確かなことは何も言えない。

確かなことは、もう民主党はAll or Nothingの境地に踏み込んでいるということだ。



もうひとつの焦点は、検察が「バランス」をとって、
自民党議員の方に捜査の手を伸ばすかどうか、ということだろう。

とは言っても、政局への影響としては、
自民党の誰であっても小沢とはつりあわないが・・・

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月04日

西松建設疑惑、小沢氏秘書逮捕の案件に関する現段階でのまとめ

【ネット中継】小沢代表記者会見 
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15366

<小沢代表>会見 違法性の認識を完全否定 辞任もせず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090304-00000002-maiall-pol

きのう深夜の段階である程度予想はついたが、
罪状否認、辞任なしの徹底抗戦路線。
もはや小沢一郎は腹をくくったのだろう。

こうなったら、もはや生きるか死ぬかである。
今後も捜査が進んでいくのだと思うが、
小沢の発言に矛盾が発生したり、ブレたりしたら、
小沢の政治人生はもはやそこで途絶えることになる。

また民主党も、小沢の責任を一切問わず、
陰謀論で突っ張る以上は、小沢が死んだ場合は連帯責任だ。
事と次第によっては政権交代の夢も、
ついに夢のままで終わることになると覚悟せねばならない。

----

さて、この件で小沢を引っ張るのは無理筋であろうと考えていたのは、
私が野党側支持ゆえに考えが甘くなったからではない。


まず逮捕できるほどの罪状ではないではないか、というのがひとつ。

「反戦な家づくり」様がわかりやすく解説されているが、
今回は、小沢の政治団体「陸山会」が
ほかの政治団体から寄付を受けたというケースである。

これ自体は、本来まったく問題ないのである。

ところが、「陸山会」が企業から政治献金を受けるのは、違法である。

西松建設という企業は、ダミーの政治団体をつくって、
実質的に企業から「陸山会」へ献金を行っていた。

だからその時点で、西松建設はギルティーとなる。

では小沢氏側を罪に問うことができるのか。
これは、西松建設のダミー政治団体からお金をもらった際に、
それが西松建設のダミーだと認識していたか、ということが焦点になる。

「西松のカネとは知らず受け取ってしまいました」ということであれば、
これを罪に問うことはできないのである。

政治家が寄付を受けるときに、
「ありがとうございます。ところでこれはどっから出たカネ?」
などと尋問することはできまい。


つまり今のところ、
小沢氏の秘書が「西松マネーだと知らない」という以上、
どう考えても罪に問うことはできないのである。


検察側は、「小沢氏側が西松マネーだと認識していた」
という証拠や証言を持っているのかもしれないが、
それは今後の展開を待たなければ何ともいえない。

少なくとも今のところ、なぜ逮捕に踏み切ったか、疑問が残る。



次に、時期の問題である。
検察というのは、政治家を押さえるような時には、
できるだけ政局に影響しないような時期を選ぶのが通例である。

まあ、通例はあくまでも通例であるし、
その通例が正義にかなうかどうかと言えば難しいところだが、
選挙前に野党第一党の代表の秘書を逮捕、というのは、
異例であることは間違いがない。



次に、手続き的に異例である。
このような場合、まず何度か事情を聴くなどして容疑を固めながら
逮捕まで向かうというのが普通であるように思うが、
今回はまさに電光石火の急展開であった。



そして、何より他の人はどうなのか、という疑念が残る。
自民党などの多くの議員にも、西松のダミー団体からの献金はある。
小沢氏とまったく同じルートである。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-26/2009012615_01_0.jpg

こういった案件は与野党の「バランス」を取るという
奇妙といえば奇妙な慣例もあるのだが。

なぜ小沢氏だけなのか。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090303/crm0903032006036-n2.htm
>ある検察幹部は「ほかの議員は、パーティー券の購入が主だったり、献金時期が盆暮れに集中するなど儀礼的な傾向が強い。小沢氏の長年にわたる献金は、金額や献金時期においても際立っている」と小沢氏側の立件の意義を話す。


このようにあるが、
金額が多いから駄目で、少ないからOKだという案件ではないのは明らかであろう。
また盆暮れの時期だからよいというのも、にわかには納得しがたい。

民主党側が陰謀ではないかという被害者意識を持つのも無理からぬところだ。

----

このように、民主党サイドや植草氏が国策捜査ではないかと憤るのも、
あながち根拠のないことではないと、私は思う。


ただ私自身の、現時点での見解を述べさせていただくならば、
これは自民党・政府の差し金による国策捜査ではなく、
一部の検察官の暴走ではないか、と思う。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090303/trl0903032039015-n2.htm
>佐藤優・外務省元主任分析官(起訴休職)は「官邸が指示した国策捜査というよりは、現場の検察官の本性が出たように見える。彼らは青年将校のように、民主党に権力が移って政治が混乱するのは国益を害すると信じて一生懸命捜査したのだろう。だが内閣支持率が10%前後まで落ちたこの時期に手を付ければ『検察は政治的だ』と必ず言われる。逮捕容疑が事実なら、半年待って総選挙後に淡々と立件すればいい。そう言って止めるのが検察幹部の仕事なのに、統率力が落ちたのではないか」との見解を示した。


私の見解は佐藤優氏のそれに近い。
根拠は、強いものではないが、二つある。



まず自民党サイドの反応である。

麻生氏のぶら下がりの様子はこちら。
http://www.asahi.com/politics/update/0303/TKY200903030259.html
麻生氏の反応には一切の喜びが見られず、苛立ちすら感じさせる。

またこのスキャンダルを生かすなら選挙に打って出てもよいところだが、
それに関しては言下に否定した。

自民党も若手には敵失に乗じるムード出たようだが、
細田幹事長のような中心幹部、伊吹文明氏のような重鎮となると、
一様に慎重な姿勢を崩さない。

あるいはこの案件が自民党に飛び火することを心配しているのかもしれないし、
予想外の急展開にどう対処していいか困惑しているのかもしれない。


もう一つは、今回のようなガサ入れのケースにしては、
検察官・事務官の人数が少なすぎる。

本来であれば100人規模で捜索に入るようなところだが、
今回は2回の捜索でのべ15人だから、いかにも異例である。

佐藤優氏のいう「青年将校のよう」な
一部の検察官が突出してとった行動ではないか、と考えたくなる。

----

さていずれにせよ、今後は検察側もメンツにかけて小沢氏を追及することだろう。
小沢氏および民主党も、もはや後に引くことはできない。

もう民主党も、検察も、ルビコン川を渡ってしまった。


小沢氏がギルティーであると証明されてしまうのか。

それは私が予測できるようなところではないが、
いずれにせよ日本の政治は、この案件に左右されることになってしまった。

-----

この件で私が感銘を受けたのは、民主党の結束である。

小沢をおろそうとか、民主党はもう駄目だとか、
そういった言動、動きがまったく表面化しない。

いまの民主党優位の状況、鉄の結束は、小沢が築いたものである。

民主党はもしかすると小沢と心中することになるかもしれないが、
それもまあ、それでもともとだったと言えるかもしれない。

----

政権交代を望む人々は、さしあたり小沢を信用するしかないのだろう。

一般の人々の政治不信は深刻なものとなるだろうし、
もっとクリーンなイメージのリーダーに
我が国を率いてもらいたいという願望もあろうが、
それはさしあたり今後の宿題とするしかない。

----

小沢はイメージも悪いしスマートでもない。

ただ何よりの美点は「ブレない」ということである。
政策でいったんこう、と決めたら10年たっても20年たってもブレない。

もしその小沢が、この案件でブレたとなれば、
それはまさに小沢の政治的な死を意味するということになるだろう。

それと同時に政権交代もはかない夢と消え、
また自民党政権が続いていくことになる、かもしれない。
もしそうなったらそれはそれとして、諦めるしかなかろう。


自民党政権の終焉を望む者は、嫌も応もなく小沢と共犯である。
それが二大政党制の不毛なところであり、面白いところでもある。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小沢氏秘書逮捕 取り沙汰される検察への疑念、陰謀論

小沢氏秘書逮捕 「隠れみの献金」に警鐘 露骨な西松手法
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000046-maip-soci

 小沢一郎民主党代表の会計責任者が逮捕された背景には、企業が政治団体を隠れみのに献金し、政治家に接近する行為が後を絶たない実態がある。社員を政治団体会員に仕立て会費を負担させ、賞与で補てんする西松建設のやり方はあからさまといえ、捜査はこうしたからくりをあぶり出し、違法な企業献金に警鐘を鳴らす意味を持つ。

 政治資金規正法は1948年の制定後、たびたび不備が指摘され、改正を繰り返してきた。政治家の資金管理団体への企業献金は00年以降全面禁止となったが、政党支部への献金や政治団体からの寄付は認められており、「抜け穴」は存在するとの批判は強い。企業献金の禁止と引き換えに、政党助成金が導入された経緯から考えても、政治家や企業の現状認識は甘いと言わざるをえない。

 今回、西松建設による不正な献金は与野党議員や地方自治体の首長を問わず行われており、特捜部も広く捜査を進めてきた。その中で、小沢代表の資金管理団体への献金額が他の政治家と比較して突出して多かったため、立件を優先したとみられる。地検幹部は「(逮捕された)会計責任者は違法献金だったと知っていたのは確実」と断言する。

 ただ、政界や法曹関係者の間では、「なぜ小沢代表の団体だけなのか」「今回の虚偽記載の額(2100万円分)が今後、立件の有無を判断するハードルになるのか」との声も聞かれる。特捜部は真相解明とともに、こうした疑問に対し丁寧な説明を迫られるだろう。【安高晋】

----

小沢秘書逮捕の件に関しては、
まあ、不自然であることは不自然だが、
植草一秀氏などの、ネット上の左派論壇だけではなく、
一般マスコミでも「陰謀論」「小沢だけは不公平だ論」が
取り沙汰されており、それは意外に感じた。

社民党からも保坂展人議員の検察批判がある。

この状況であれば小沢辞任なしの対検察徹底抗戦路線でも、
あながち無理な戦いにはならないかもしれない。世論的には。


ともあれ明日、民主党の緊急幹事会が開かれる。
おそらく小沢氏の会見も行われるのだろう。

それらの動きを見て色々と判断したい。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 00:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

小沢氏側団体捜査へ 西松建設献金巡り規正法違反の疑い

小沢氏側の政治団体立件へ 西松建設の献金問題で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000567-san-soci

西松建設献金で小沢氏公設第一秘書を逮捕 政治資金規正法違反
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000570-san-soci


基本的には「西松の金とは知りませんでした」が通ってしまうし、
小沢氏をひっぱるなら森元首相や二階俊博氏はどうなのか、
ということになってしまう・・・

だから私は、この話題で与党が攻勢をかけるのは難しかろう、
という予測を立てていた。

しかしながら、与党サイドは多少強引にでも、
この件で乾坤一擲の大勝負に出たということだろう。

----

この話題がどの程度の広がりを見せるのかわからないが、
与党が勝負をかけるのであれば、
盛り上がりが最高潮に達したとき(今かもしれない)に、
解散総選挙に持ち込むべきであろう。

それでも今のところ与党過半数は難しいのではないかと思うが、
この先のことはわからない。


民主党サイドとしては、
問題がないというならば小沢氏がしっかりと釈明すべきであろう。
そうでないのならば速やかに代表を辞任し、
仲間のダメージを最小限にとどめるべきである。

民主党幹部から左派ブロガーに至るまで、
野党サイドは「国策捜査」である、「陰謀」である、と怒っている。

時期を考えても、同様のケースの与党政治家を考えても、
まあ与党側の作戦だという面は多々あるのだろう。

ただそれは世の常政治の常でもある。
また、それを騒ぎ立てるだけでは世論はついてこない。

その論陣をもってして戦うのなら、
まず小沢氏自身がシロかクロか明らかにしてから、
不退転の決意をもってして、
与党側の金脈と捜査の不公平性を徹底追及すべきであろう。


第一の決断は小沢氏が辞めるかどうか。
辞めないのであれば徹底抗戦の覚悟で臨まなければならない。



私としては小沢氏のポイ捨ておよび菅政権への色気を出したくもなるが、
それは少し飛躍しすぎかなとも思う。



社民党国民新党としては日和見に出やすくなった。

----

いずれにせよ面白くなってきており、今後を見守りたい。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拉致被害者をカネで買う

「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

と、小沢一郎が発言したらしい。産経新聞がそう報じた。


私はそれを聞いて、
まさにその通りだ、と膝を打ったのだが、
私のような反応をする人々だけではなく、波紋を呼んでいる。

カネプラス土下座、これ以外でどうやって取り戻してくるのか、
私にはまったく思いつかないのだが。

ただマスメディアに載ってしまうところで、
こんな言い方をしてはいけない。
国民感情を刺激しない、もっとうまい方法があるだろうに。


そういうことをつらつら考えていたのだが、
どうもその発言があったのかどうか、疑いが出てきた。

詳しくは、「低気温のエクスタシー」を参照されたい。
ウソであったとなれば産経新聞の責任が問われるが・・・
http://alcyone.seesaa.net/article/115069876.html

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<「諸君!」>創刊40年で休刊 文芸春秋のオピニオン誌

<「諸君!」>創刊40年で休刊 文芸春秋のオピニオン誌
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090303-00000032-mai-soci

私自身は一度も読んだことはないが、
正論やWILLよりは良質な保守系雑誌だったと聞く。残念である。
こういうオピニオン誌は反体制の立場になってからが華だと思うのだが・・・

活字離れもあり、ブログ論壇なるものもでき始め、
今の人は月間総合誌など読まないということだろうが、少々寂しい。

出版業界は明るい話題がないが、
『世界』や『現代思想』にはぜひ生き残ってもらいたいと思う。

----

人気ブログランキング
クリックによる声援をいつも送っていただき、ありがとうございます。
posted by socialist at 13:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。